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術後のホルモン療法について

[管理番号:6153]
性別:女性
年齢:53歳
1月末に 乳がんの告知を受け 毎日こちらのサイトにおじゃまし 励まされてきました。
お忙しい中 質問させていただきます。
2月(下旬)日 左乳房全摘手術
センチパネル生検 リンパ転移なし
先週 退院し 病理結果が出ました
手術前の生検では 非浸潤癌 ステージ0
MRIより 拡がりが見られるので全摘を決意しました
広範囲に拡がる乳がん
4.7×4.0センチ の範囲
ほとんどが非浸潤癌
1ミリの浸潤癌がある
エストロゲン 陽性
プロゲステロン 陽性
HER2タンパク 陽性
主治医より 女性ホルモンを抑制する薬を2年から5年 内服するよう勧められました。
非浸潤で 手術で根治と考えておりましたので、少なからずショックを受けてます。
田澤先生の見解を教えていただきたく思います。
薬の副作用なども心配です。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
「1ミリの浸潤癌」であれば、私は無治療です。
 ほぼ根治といっていいでしょう。
「主治医より 女性ホルモンを抑制する薬を2年から5年 内服」「田澤先生の見解」
⇒(私なら)迷うことなく「無治療」です。
 担当医は「微小といえども、浸潤癌だから…」ということでしょうが、
 治療にはバランスがあります。
 (期待される)「利益」と(自覚症状や経済的負担、および通院による時間的負担などの)「不利益」 がバランスしないことは明白です。