乳がんプラザ|乳がんの手術は江戸川病院・東京


[管理番号:5716]
性別:女性
年齢:47歳

性別:女性
年齢:47歳(閉径前)
田澤先生
はじめまして。

乳癌になってから毎日、拝見しております。

先生のアドバイスを頂きたく、ぜひお願い申し上げます。

8月(下旬)日にしこりが見つかり、10月10日に乳癌温存手術を受けました
11月(中旬)日の術後病理検査の結果、以下の通りでした。

乳癌 病理組織学的診断 結果説明書 術後(術前)療法 説明書より

右乳癌  腫瘍経:縦2.3横2.1
組織学的診断:乳頭腺管癌
病期分類:T 2 N 1 M 0  stage ⅡB
リンパ節転移:1個 転移/ 3個 摘出(腋窩リンパ節郭清)
ホルモン受容体:エストロゲン受容体:陽性
ホルモン受容体:プロゲステロン受容体:陽性
脈管侵襲:陽性
核異型度:2
HER2:2+(FISH:陰性)
Ki-67(細胞分裂の割合):13.1%
乳癌サブタイプ:ルミナルBタイプ

術後補助療法

ホルモン療法:ノルバデックス(内服)5年間 ゾラデックス(注射)2年間
放射線治療:5週間

※上記に加えて、化学療法(抗癌剤)TC療法:4サイクル
を行うかどうか家族で話し合って患者さんの考え方で決めてくださいとのことでした。

そこで田澤先生に伺いたいのですが、このような場合は抗癌剤治療をした方が良いのですか? 
副作用に耐えてまでする価値はありますか?出来れば避けたい。
でも、小さな子供を残して絶対に死ぬわけにもいかない」

 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

「Ki-67(細胞分裂の割合):13.1% 乳癌サブタイプ:ルミナルBタイプ」
⇒???

 質問者の「書き間違い(打ち間違い)」でしょうか?(はたまた私の疲れ目の問題?)
 Ki67=13.1%をルミナールBとすることは、さすがに(どんなヒネクレ乳腺外科医でも)居ないと思いますが…

 『今週のコラム 98回目 ♯このグレーゾーンを「AとBに分ける」ためにOncotypeDXがあるのです。』を是非、ご一読ください。

「上記に加えて、化学療法(抗癌剤)TC療法:4サイクルを行うかどうか」
⇒これは、患者さんに「丸投げ」しているのですね?

 実際は「ルミナールAなのだから、化学療法は無効(上乗せがないということ)」だと判断します。

「ホルモン療法:ノルバデックス(内服)5年間 ゾラデックス(注射)2年間」
⇒このLH-RHagonistを「2年」としているところが、「前時代的」です。
 現在のホルモン療法の考え方では(LH-RHagonistの指摘投与期間は未だに明らかにされてはいませんが)「LH-RHagonist投与は5年」が標準となってきています。

「このような場合は抗癌剤治療をした方が良いのですか?」
⇒抗癌剤を勧める根拠がない。

 どうしても不安ならOncotypeDXしてみましょう。
 ただ、Ki67=13.1%であれば、『今週のコラム101』の表をみるまでもなく… 
 「低リスク」となり、上乗せがないことが確認できます。

 





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