乳がんプラザ|乳がんの手術は東京の江戸川病院乳腺外科|ブログ


[管理番号:4039]
性別:女性
年齢:43歳

はじめまして。

妻(43才)が乳がんと診断され、先日右乳房の全摘手術をしました。

主治医より、以外のような結果と言われました。

今後の治療と検査について相談させて下さい。

〈手術結果の説明〉
1 .腫瘍の大きさ
2.5×1.2cm

2.組織型
浸潤性乳管癌

3.リンパ節転移
転移あり (6/16個)
レベル2まで摘出

4.ステージ
ⅢC

5.グレード
3

6.Ki67
20%以下

7.ER
+

8.HER2

〈今後の治療〉

化学療法(抗がん剤)

1.AC療法
(アドリアマイシン+エンドキサン)
3週間毎 4回 約3ヶ月

2.タキソテール(ドセタキセル)
3週間毎 4回 約3ヶ月

その後、

放射線治療 平日毎日 約1ヶ月

ホルモン療法(ノルバデックス)を10年間

〈再発検査〉

①標準的フォローアップ
視診・触診、マンモ、腫瘍マーカー

②①とインテンシブフォローアップ比較試験への参加

ランダムに①標準フォローアップと②インテンシブフォローアップを決定。

インテンシブフォローアップは①に対して、

・腫瘍マーカーの頻度を1年毎から3ヶ月毎へ。

・胸部CT、腹部CT、骨シンチ、頭部CT又はMRIを1年毎に追加。

〈相談したいこと〉

1. 術後の治療法について、アドバイスをお願いします。

2. 再発検査について、標準フォローアップを希望しようと思いますが、比較試験へ参加した場合のデメリットがあるか
(インテンシブフォローアップに振り分けられた場合のリスク)をお願いします。

ご多用かと存じますが、よろしくお願いします。

 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

そもそも「標準的フォローアップ」なるものが「1年に1回のマーカー」となっていますが、それは「標準的」ではありません。あくまでも『その施設の標準』にすぎません。(そこのところを誤解されないようにしてください)

私の標準は
①視触診、エコー、腫瘍マーカー:3カ月毎
②マンモ:1年毎

「1. 術後の治療法について、アドバイスをお願いします。」
⇒ルミナールタイプでリンパ節転移6個ですね。

 Ki67が20%以下なので「抗ガン剤が本当に必要か?」が焦点となります。
 Oncotype DXしてもいいと思います。

 ◎リンパ節転移6個だから抗癌剤はしておきたいという気持ちが固まっているのであれば、それはそれで間違いではないとは思いますが、もしも「抗ガン剤が本当に有効なのか?」とか「抗ガン剤でどの程度の上乗せがあるのか?」と考えるのであれば、Oncotype DXしてみましょう。

「比較試験へ参加した場合のデメリットがあるか」
⇒無駄な被爆だらけです。

 CTや骨シンチは無用です。(マーカーを採血していれば十分です)





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