乳がん手術は江戸川病院・東京


[管理番号:3974]
性別:女性
年齢:41歳

田澤先生
宜しくお願い致します。

10月に左乳房全摘、同時再建、センチネルリンパ節生検の手術をしました。
術後の治療法について宜しくお願い致します。

主治医からはホルモン療法のみの治療法を勧めて頂きましたが、抗ガン剤もやるべきか迷っています。
田澤先生でしたらどのような治療法を勧めますか。

臓器
1.乳房<外科的手術による切除> 2.リンパ節<外科的手術による切除>

臨床診断
左乳Car

臨床情報
・臨床所見:
左乳癌の診断でBt+SN施行。
センチネルリンパ節陽性のため、バックアップ郭清しました。
左A 1.6cm.分葉形、弾性硬、皮膚所見なし。
胸筋固
定なし。
乳頭分泌なし。
MMGで区域性の多形成石灰化あり。

T1N1M0.StageⅡA別紙のごとく切り出し提出します。
(先出し③)腫瘍
は3,13にあり。
リンパ節 LevelⅠ 0/8病理診断、ER/PgR/HER2/Ki67
よろしくお願いします。

・検査目的
病理診断

組織診断
Lt.mammary gland(Resected):Invasive ductal carcinoma Lymph node (Resected):
Metastasis of carvinoma

所見
Lt.mammary gland:
標本番号③のみの評価です。

占拠部位:lt.A area
病巣の組織学的波及度:f
組織型:Invasive ductal carcinoma,solid-tubular
SBR分類:grade2(2+2+2)
核グレード分類:Grade 4(2+2)

免疫組織学的形質:
ER:Score 3 (Allred score;PS4+IS2=TS6)
PgR:Score 3 (Allred score;PS3+IS3=TS6)
HER2:スコア0
Ki67:27%

腫瘍の大きさ、乳管内進展の有無、脈管侵襲については他の標本も含め検討します。

<追加報告>
標本番号⑬でInvasive ductal carcinoma, scirrhousの組織を認めます。

よって、組織型は
Invasive ductal carcinoma, solid-tubular > scirrhous
と考えます。

大きさ:3.6×1.4cm(複数の浸潤巣あり、最大巣で計測)
乳管内進展 あり
リンパ管侵襲:ly+
血管侵襲:v-

Lymph node:
LV1(1/10)

以上の結果でした。
どこを抜粋して良いのかわからず長文になってしまいすみません。
宜しくお願い致します。

 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

物事はシンプルに考えましょう。
治療方針は「サブタイプ」で、予後は「ステージ」で。
そこをゴチャゴチャにしてしまうと、「無意味な迷宮」に迷い込んでしまいます。

質問者のサブタイプはluminal typeですが、「A(ホルモン療法単独)なのかB(ホルモン療法+化学療法)なのか?」に関わってくる内容は以下だけです。
ER:Score 3 (Allred score;PS4+IS2=TS6)
PgR:Score 3 (Allred score;PS3+IS3=TS6)
HER2:スコア0
Ki67:27%

『今週のコラム53回目 Ki67が「30未満」ならホルモン療法単独、Ki67が「30以上なら、Oncotype DXを推奨」しています。』を見てください。
もしもOncotypeDXをすれば「high risk となる可能性は、かなり低い」です。
ホルモン療法単独でいいと思います。





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