乳がん手術は江戸川病院・東京

[管理番号:5905]
性別:女性
年齢:35歳

田澤先生 はじめまして。

昨日乳がんと診断されました。

今後の対応について相談させていただきたく思います。

現在(関東)在住で5歳と0歳3ヶ月の娘がいます。

2017年9月中旬(出産1週間前)に左胸の一つの乳管から血乳が出る。

通院している病院の助産師さんに相談したところ、妊娠出産時にはよくあることで問題ないと言われる。

2017年9月(下旬)日出産
2017年12月(中旬)日血乳が続くため乳腺クリニックを受診。
超音波で石灰化を確認したため針生検を実施。

2017年12月(下旬)日判別不能のため大きい病院での再検査を進められる。
○○大学病院か○○病院を勧められ、特に知識もなかったので先生にお任せで〇〇労災病院に予約を取っていただく。

2017年12月(下旬)日○○病院を受診し針生検を受ける。

2018年1月(上旬)日早期の乳がんの診断。

《病理組織診検査報告書》
組織診断
Ductal carcinoma in situ of lt.breart,biopsy
組織所見
被検材料は左乳房腫瘤の生検材料で、腫瘤細胞の増殖をみる。
乳管内で充実性やcomedo pattern を呈する腫瘍細胞の増殖を認める。
腫瘍細胞の核は均一で、エオジン好性を示す胞体の立方形ないし円柱形の細胞で、細胞異型はやや強い。
分泌型・壊死型石灰化を認める。

明らかな浸潤は今回の生検では認めないことから上記診断とした。

背景乳腺の一部にlactationを見る。

CTとMRIで詳しく調べないとわからないが、恐らく転移はなく、ステージ0の早期だと思われるが超音波による見る限り大きそうなので全摘同時再建をすすめられました。

1月中の手術の予定はいっぱいのため、最短2月(上旬)日ごろ2月上旬の手術の予定で、まずは断乳のためカベルゴリン錠を処方されました。
1月(上旬)日に服用後、16日に断乳の確認、1月(下旬)日にCT検査、1月(下旬)日にMRI検査、1月(下旬)日に術前確認の予定になっています。

子どもがまだ小さいため少しでも長く母乳を与えたいと考えていますが、あと4日で授乳は諦めるしかないのでしょうか。
以前の先生の回答で手術前日まで授乳可能、手術後ももう片方の胸で授乳できるという内容を見ましたが、実際可能でしょうか。

また手術の際の入院が2週間必要と言われ、再発のことを考えると全摘は仕方ないが、子どものことを考えるとなるべく短い入院期間でできないものかと考えています。

また○○病院の先生は若い先生で経験値が心配です。
このまま今の病院・先生を信頼してよいのか、江戸川病院や○○大学病院にセカンドオピニオンや転院した方がいいのか、その場合手術が遅くなっても問題ないのか…
先生の所見をお聞かせ願えますでしょうか。

お忙しいところ恐れ入りますが、どうぞ宜しくお願い致します。

 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

内容は解りました。
乳管内病変(非浸潤癌)として(広範囲に)拡がる中で①「乳管内で壊死を起こし⇒
石灰化所見」更に、②「乳管内の病変からの出血=単孔性の血性分泌」を起こしている状態ですね。
本来石灰化は(超音波ではなく)マンモグラフィーで評価すべきですが、もしかすると「授乳中だから」という理由で撮影されていないのかもしれません。

「手術前日まで授乳可能、手術後ももう片方の胸で授乳できるという内容を見ましたが、実際可能でしょうか。」
⇒「きちんとした手術」をすれば、断乳は必須ではありません。
 温存手術の場合には「乳腺を分断」する際に、どうしてもミルクが漏れるので注意が必要ですが、全摘では「乳腺自体にメスを入れない」ので問題はありません。(ただ、どうしても授乳中は血流が多くなるので嫌がる医師はいるでしょう)

「また手術の際の入院が2週間必要と言われ、再発のことを考えると全摘は仕方ないが、子どものことを考えるとなるべく短い入院期間でできないものかと考えています。」
⇒全摘同時再建(組織拡張器留置)であれば、当院では6泊7日となります。

「江戸川病院や○○大学病院にセカンドオピニオンや転院した方がいいのか」
⇒当院とその大学病院を一緒にされても困りますが…

「手術が遅くなっても問題ないのか…」
⇒ あくまでも非浸潤癌だから「急を要さない状況」とは言えます。

 
 

 

質問者様から 【質問2 術後の治療について】

性別:女性
年齢:35歳

田澤先生こんにちは。

前回はご丁寧なご回答、またメールでのご対応本当にありがとうございました。

結局早めに手術した方がよいのではという周りの声で2月上旬に〇〇労災病院で全摘+エキスパンダーによる同時再建の手術を受けました。

結果、当初ステージ0でMRIやCTを見てリンパへの転移はないと言われていたものが、手術後センチネルリンパ節生検で2個中1個に転移があり、腋窩リンパ節郭清(レベル1)したと言われ、ショックを受けました。

先日、術後病理検査の結果を聞いて、今後の治療方針について本当にこれで良いのか不安で仕方ないのでご相談させていただければと思います。

組織診断
Invasive ductal carcinoma of Lt.breast
SLN[1/2],LNレベルⅠ[2/17],合計[3/19]

組織所見
左内外上
Bt+SN→Fr:Ca(+)→Ax
浸潤径:0.7×0.8cm(#12)
組織型:Invasive ductal carcinoma,papillotubular carcinoma(in situ
predominant)
g(+),ly(-),v(-);固定不良、標本上lyははっきりしません。

NA:3,MC:2→NG:3
in situ(+):cribriform,solid,comedo
背景乳腺:lactational changesあり
※C領域皮下として提出された検体はlactationを示す腺房があるのみで腫瘍は見られません。

UICC-TNM:pT1b,pT1a,cM0,G3,Stage ⅡA

Ki67→20.15%
ER→69.75%
PgR→1.90%
HER2/neuタンパク→スコア判定1+
※非浸潤癌部位ではスコア2+相当の所見が認められます。

以上の結果から、主治医は顔つき(核グレード3)で35歳という年齢を考えて、補助治療として化学療法(EC+DTX療法)6ヶ月間8回、その後ホルモン療法5年間(内服薬+注射)を提案されました。

またとりあえず骨に転移がないか調べるために骨シンチをしたいが院内の予約がしばらくいっぱいのため、別の病院でPET検査を受けて欲しいと言われ、3/(中旬)に予約を取りました。

小さい子供がいるため、副作用の強い抗がん剤治療はできればしたくないと思っています。
ただ逆にまだまだ死ねないので予後が良くするための最善の治療をしなくてはとは思っています。

田澤先生は補助治療について主治医と同じお考えでしょうか。

リンパ節転移が3個以内でルミナールAであればホルモン療法だけでよいという記載を見ましたが、それにはあたらないのでしょうか。

主治医にはルミナールAとBの間と言われましたが、グレーゾーンなのであればoncotypeDXの検査をして抗がん剤治療が有効かどうか調べた方が良いのでしょうか。

田澤先生も抗がん剤治療をした方が良いというお考えの場合はEC+DTXを6ヶ月で良いと思われますか?

手術から病理検査の結果が出るまでに6週間かかっており、悩んでる時間があるのか不安ですが、抗がん剤治療をするのであれば早い方が良いのでしょうか。

非浸潤癌で転移もなく抗がん剤治療も必要ないと言われていたので、主治医を100%信用できず、
セカンドオピニオンをしたい気持ちと、抗がん剤治療を早く始めた方が良いと言われ焦る気持ちと、決断できないでいます。

たくさん質問してしまい申し訳ありませんが、よろしくお願い致します。

 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。

「田澤先生は補助治療について主治医と同じお考えでしょうか。」
「リンパ節転移が3個以内でルミナールAであればホルモン療法だけでよいという記載を見ましたが、それにはあたらないのでしょうか。」

→私はルミナールA(Ki67=20%)に抗癌剤はしません。
 ホルモン療法単独です。

「主治医にはルミナールAとBの間と言われましたが、グレーゾーンなのであれば
oncotypeDXの検査をして抗がん剤治療が有効かどうか調べた方が良いのでしょうか。」

→Ki67=20%は(グレーゾーンというより)ルミナールAと思いますが…

 OncotypeDXで確認してもいいと思います。

「田澤先生も抗がん剤治療をした方が良いというお考えの場合はEC+DTXを6ヶ月で良いと思われますか?」「抗がん剤治療をするのであれば早い方が良いのでしょうか。」
→抗癌剤を勧めることはありません。





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