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炎症性乳がん

[管理番号:1162]
性別:女性
年齢:45歳
はじめまして
炎症性乳がんです
Ec療法、タキソテール手術ハーセプチン一年間
放射線治療、ホルモンは効かずです。
この治療で、炎症性乳がんの再発転移をおさえられているケースはあるのでしょうか。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
「炎症性乳癌」ですか。
遠隔転移が無いのであれば、
化学療法で「手術可能な状況」まで、もっていければ「根治も可能」です。

回答

「この治療で、炎症性乳がんの再発転移をおさえられているケースはあるのでしょうか」
⇒あります。
 手術の時点で「きちんと手術可能な状態」にまで改善されているかがカギです。
 
○HER2タイプは「最も抗がん剤(抗HER2療法)が効き易い」ことは間違いありません。
 強力に効いて「手術可能な状況」を目指しましょう。
 
 

 

質問者様から 【質問2】

Re: 炎症性乳がんです
性別:女性
年齢:40歳
以前1162で、質問させていただいたものです。
それから乳がんプラザではお世話になっています。
ハーツ陽性ホルモン陰性の炎症性乳がんで、
2年たち、
いまのところ再発なく元気にできています。
2年以降再発の確率はあがりますか。
 
一年間は、抗がん剤が完全奏効してよかったのかなと思っています。
 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。
1162 もう2年ですか!
私事ながら、感慨深いものがあります。
「ハーツ陽性ホルモン陰性の炎症性乳がんで、2年たち、いまのところ再発なく元気にできています。」
⇒素晴らしいですね。
 
 全国のHER2陽性の方達の励みとなることでしょう。
 やはり抗HER2薬(trastuzumab)の効果は絶大なのです。
「2年以降再発の確率はあがりますか。」
⇒上がる事はありません。
 再発率は「年々下がってくる」のです。
 「次は5年」を目指しましょう。