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1型コラーゲンCテロペプチドについて

[管理番号:5426]
性別:女性
年齢:44歳
いつもこのサイトで勉強させていただいています。
2年半前に、右胸を部分切除しました。
ステージは2aでした。
子宮卵巣摘出したため、アロマシン服用中、4ヵ月前から、色々な辛い症状がでて、卵巣欠落症状と診断されて、漢方薬を服用していましたが、つい最近、内科で、甲状腺機能亢進症と診断されました。
先日の定期検診の血液検査でI型コラーゲンCテロペプチドの値が基準値を大きく越えた20でした。
主治医は気にしなくていいとおっしゃいましたが、不安です。
痛みがでてからの検査になるんでしょうか?
前回は、5.3でした。
他のマーカーらは、どちらも低値でした。
甲状腺機能亢進症で、数値が高くなるとかありますか?
田澤先生のお考えをお伺いしたいです。
お手数おかけしますがよろしくお願いいたします。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
腫瘍マーカーはCEAとCA15-3だけで十分です。
悩むようなら(最初から)ICTPなど測定しなければいいのです。
「主治医は気にしなくていいとおっしゃいました」
⇒同意見ですが…
 だったら「何で測定してるの??」と突っ込みを入れたくなりますね。
 ○気にしない様にしましょう。(次回から、ICTPは項目から削除してもらいましょう)
 
 

 

質問者様から 【質問2 骨転移について】

性別:女性
年齢:45歳
前回も的確なお返事に励まされました。
本当にいつもありがとうございます。
3年前右胸温存手術
小葉がん4.8cm、センチネルリンパ転移0
ホルモン6/8 と7/8、HAR2なし ki67が28%
オンコタイプDXスコア25
放射線→TC→ノルバデックス→アロマシン
服用中です。
1CTPの件は検査項目から、
外してもらうことにし、
気にしないようにしていたのですが、
あれから3ヶ月後の血液検査で
ALT 38
ALP 602
γ-Gt 151
総コレステロール 235
LDLコレステロール 150
がひっかかり、
その1ヶ月後、
甲状腺機能亢進症(薬でコントロール中です)を診ていただいている内科での
血液検査結果では、
ALT 正常値
ALP 419
γ-Gt 81
LDLコレステロール 176
でした。
昨年8月から10月ぐらいのあいだに、
甲状腺機能亢進症の症状ため、
一気に8キロほど痩せ、栄養失調のような状態(血液検査ではコレステロールなど正常値超えた低値でした。)から、甲状腺の薬を飲んで食欲など
回復し、10月から2月ぐらいのあいだに、
10キロほど太りました(運動もしておらず、
食生活乱れ、本来の代謝にもどりました。)
今回この太った時点での血液検査でした。
はじめてひっかかってきた項目です。
乳腺外科の主治医は、ALP高値に、
骨転移とは言わなかったですが
子宮卵巣を一年前に摘出し、
閉経になってるためか、
骨粗鬆症の可能性を示唆されました。
赤血球などの値も5.34で超えていたためか血液ドロドロだから水分とって~
というようなことも言われました。
わたし自身は、
今思えば1ヶ月ぐらい前から術側とは反対の左側なのですが、
上腕の痛みがあることもあり、
もしや骨転移の可能性もあるのでは…?と家に帰ってから心配になってきました。
上腕の痛みは動かさなければ感じず、
腕を伸ばして横から挙げた時にイタタタとなる感じです。
前から挙げる時は痛みはないです。
このような血液検査やもろもろの症状で骨転移の可能性がありますか?
骨転移でのALPの高値というのは限局されたものですか?
他の腫瘍マーカーや他の値も上がってくる傾向にありますか?
最近肝臓あたりもギュッと掴まれるような違和感がある時がたまにあったり、
心配が尽きません。
転移に症状などあるのでしょうか?
お手数おかけします。
分かりにくい文章で申し訳ありませんが、
よろしくお願いいたします。
 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。
「このような血液検査やもろもろの症状で骨転移の可能性がありますか?」
⇒ありません。
 物事はシンプルに考えましょう。
 どうでもいいことを気にしない様にしましょう。
「最近肝臓あたりもギュッと掴まれるような違和感」「転移に症状などあるのでしょうか?」
⇒それも、「想像力が強すぎ」です。
 そもそも肝は「沈黙の臓器」なので
 疼痛など絶対にありませんが、肝機能障害も「余程の大きさ」出ない限り、それが原因では起こりません。(もしも肝機能障害を起こすほどの肝転移があったら)「CEAやCA15-3は半年以上前から挙がっている筈」です。