乳がんプラザ|乳がんの手術は江戸川病院・東京


[管理番号:3050]
性別:女性
年齢:40歳

田澤先生。
はじめまして。

ネットで乳がんについて調べておりまして、こちらの田澤先生のホームページ、ブログ記事を拝見しました。

お忙しい中、丁寧に患者さんの質問にお応えされていて、多くのタイムリーな情報を随時更新されている先生の姿勢に強い熱意を感じました。

以下、私の乳がん治療の現状と判断に迷っている事について質問させて頂きます。

先生のお考えをお聞かせ頂ければ幸いです。

《乳がん治療の経緯》
現在40歳。
出産経験あり(5歳が1人)です。

1年3ヶ月前(2015年1月)に初期乳がんが見つかり、
2015年2月に都内大学病院にて乳房温存手術及びセンチネルリンパ節生検後、放射線治療を受けました。
その後5年間のホルモン療法(タモキシフェンを毎日服用)をスタートしました。

現在もホルモン療法を継続中です。
幸いホルモン療法による副作用は殆どなく、健康に過ごせています。

乳がんが発見された当初、2人目の子供を希望してましたが、再発の恐れから諦め、ホルモン治療に入りましたが、心身共に健康を取り戻した今は「再発を過剰に心配し過ぎているのでは?」と前向きに挙児を考えるようになっています。

《先生への質問》
高齢出産となりますが挙児(第二子)を希望しています。

ホルモン療法を中断し、期間限定で妊活をし、自然妊娠出来なければ子供は諦めてホルモン治療を再開したいと考えております。

先生は私の病理結果を見てどのように思われますでしょうか?
また妊娠出産を目指す場合に、再発リスクを把握する意味でオンコタイプDXを受ける意義があるでしょうか?

年齢的にも期間限定の妊活は半年~1年程度と思っております。
不妊症ではないのですが、年齢的にも自然妊娠は難しい
かも知れません。

夫婦で話し合っている途中ですが、基本的には不妊治療(人工授精・体外受精等)は考えておらずあくまで自然妊娠を考えています。

《病理結果》
手術時年齢:38歳
組織型:浸潤性乳管癌、硬癌>乳頭線管癌
部位:左B
腫瘍サイズ:10×9mm
脈管侵襲:ly0,v0(共に陰性)
リンパ節転移:Negative(0/1)(SN)なし
※センチネルリンパ節生検のみ実施
核グレード(NSAS-BC):Grade1
(nuclear atypic 2, mitotic counts 1).
断端:陰性
ER(+;100%, 強)
PgR(+;100%, 強)
HER2 0.
Ki-67陽性細胞;20-30%

大変お忙しいと思いますが、宜しくお願い致します。

 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

pT1b(10mm), pN0, NG1, luminal type
再発低リスクです。
 

「ホルモン療法を中断し、期間限定で妊活をし、自然妊娠出来なければ子供は諦めてホルモン治療を再開したいと考えております。先生は私の病理結果を見てどのように思われますでしょうか?」
⇒全く問題ありません。
 

「また妊娠出産を目指す場合に、再発リスクを把握する意味でオンコタイプDXを受ける意義があるでしょうか?」
⇒無意味とはいいませんが…

 今から「Oncotypeをする意義」があるとすれば、(ホルモン療法中断の可否ではなく)「(今更ですが)抗癌剤を追加すべきか?」となると思います。
 ○万が一「high risk」と出た際には「抗ガン剤をする」という覚悟でも無ければやる意味はないでしょう(high riskとでたから「ホルモン療法を継続する」では、本筋から外れている気がします)

 ☆私の患者さんであれば、(全く問題無く)勧めます。





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