乳がん手術は江戸川病院・東京

[管理番号:5805]
性別:女性
年齢:45歳

ID○○の○○です。

コラム83の局所再発の患者です。
今週のコラム 83回目 それを(手術せずに)「みすみす、進行させて手術不能へ追い込む」としたら、それは看過できません。

3月はセカンドオピニオンとして藁にも下がる思いで先生の診察を受けましたが、思いがけず先生に腋窩リンパ節の手術をして頂けることになり大変お世話になりました。
本当にありがとうございました。
一年前は今がこんなに元気にいられるとは思っていませんでした。
先生のおっしゃった通りあの手術がターニングポイントになったと思っております。
命を繋いでもらえたんだと感謝しております。

手術後、江戸川病院でトモセラピーを受け副作用もほとんど無く順調に終わりました。

その後地元の大学病院に戻り、抗ガン剤は田澤先生も
こちらの主治医もやってもやらなくても…というご意見でしたが、元々抗ガン剤治療の副作用があまり無く
抗ガン剤に対する抵抗も無かったのでやれる事はやっておこうと思い、パクリタキセル+アバスチンを3クール
行い10月末に抗ガン剤治療が終了しました。

白血球の減少と血圧が130ー90前後に上がったぐらいで
今回も特に辛い副作用は無く、現在は元気に過ごしています。

今後は三ヶ月ごとの定期検査となりますが、主治医に局所再発の10ヶ月前にやっていたホルモン治療(ノルバデックス)を再開するか話がありました。

その時のホルモン治療では肝機能が上がり続けて四ヶ月で休薬したことやホルモン感受性が弱陽性(初発全摘手術後の組織診時でER4~5%.PR1~2%、HER2マイナスで
ほぼトリプルネガティヴ)で、主治医も前回やっても休薬後に局所再発したからねぇ…(これについては先生のコラムにあるように主治医の手技に問題があったのでは?
と思いましたが)ホルモン治療の効果が無かったとみているようなので今回はやらないと返答しました。

しかし、こちらのサイトを読み返してみたところ、田澤先生のご意見だとホルモン感受性が1%でもある場合は
ホルモン治療も勧めるとありますが、局所の借りを全身で返す事に否定されておられ、私の時も抗ガン剤治療はやってもやらなくても…というご意見でしたので、ホルモン治療について迷いが出てしまいました。

1.ホルモン治療を追加した方が良いのか?
2.追加の場合、前回はノルバデックスで肝機能が上がったので
違う薬剤はありますか?
3.前回はホルモン治療休薬後10ヶ月後に局所再発しましたが
その時に生理も再開しました(その後抗ガン剤をやったので
現在は止まっています。)これは偶然でしょうか?
生理が再開した事と局所再発した事はホルモンの影響
とは関係は無いのでしょうか?
4.ホルモン治療を再開するなら今からだと遅いでしょうか?

以上についてご意見を伺いたくよろしくお願いいたします。

 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

「しかし、こちらのサイトを読み返してみたところ、田澤先生のご意見だとホルモン感受性が1%でもある場合はホルモン治療も勧めるとあります」
⇒確かに、一般的なガイドラインではそのように言われていますが…

 最近、私個人では「効果と副作用のバランス」を重視し「弱陽性では勧めていません」
 1.子宮体癌のリスク(ホルモン療法の効果が期待できる場合には問題になりませんが、そもそも効果が期待できないホルモン療法を行う事で子宮体癌となったら「本末転倒」と言えます)
 2.経済的負担、身体的負担(肝機能予備能の低下、自覚症状としての副作用など)

「1.ホルモン治療を追加した方が良いのか?」
⇒不要です。

 現時点では「化学療法閉経」なので、「十分なホルモン療法となっている」と考えることもできます。
 ☆もしも「化学療法閉経から復活」したら、LH-RHagonistを考慮してもいいでしょう。(積極的に勧めるわけではありませんが)

「2.追加の場合、前回はノルバデックスで肝機能が上がったので違う薬剤はありますか?」
⇒ありません。

「生理が再開した事と局所再発した事はホルモンの影響とは関係は無いのでしょうか?」
⇒考え過ぎです。

「4.ホルモン治療を再開するなら今からだと遅いでしょうか?」
⇒少なくとも…

 化学療法閉経の間は様子をみるべきです。

 
 

 

質問者様から 【質問2 遠隔転移後の抗がん剤治療について】

性別:女性
年齢:45歳

こんにちは。
ID○○の○○です。

去年の腋窩リンパ節郭清手術後一年近く経つので、先生に経過診察を2月下旬にしていただき、エコーで問題なしとの事で安心していたのですが、翌週にこちらの大学病院で三ヶ月おきの経過診察で一年ぶりに造影剤を使ってCTを撮ったところ、肝臓に3個の転移が映っていました。

一番大きなもので2センチだそうです。
その他には転移は無いようです。

経過観察中の血液検査は肝機能数値が高かったものの、腫瘍マーカーは正常だった為、抗がん剤の副作用と主治医も判断していてウルソを飲むほどの数値では無いとの事で今まで経過を見ていました。

郭清手術後、トモセラピーとアバスチン+パクリ3クールを行い、やらることは全部やったと思っていたのですが、このような結果になってしまい残念です。

1年前のCTでは肝臓には問題無かったので、その後から出来たものが抗がん剤が効かず大きくなったのか、抗がん剤後に現れたのかは不明との事。
なのでアバスチン+パクリの効果があったかは判断がつかないようですが、今後はまた同じ抗がん剤を効き目を見ながらやる事を進められました。

このまま無治療だと1年持つか持たないか…抗がん剤が効けば人によってだいぶ違うものの平均して2年から3年と言われました。

わたしは初発の全摘手術後から局所再発手術前後と今まて三回も色々な抗がん剤をしているので、それでも結果、転移したという事は抗がん剤が効いていなかったのでは?と思うのですが、今後も抗がん剤治療をする意味はあるのかと考えてしまいます。

①抗がん剤をやっていて肝機能数値が上がったのは副作用なのか、転移がすでにあったからなのか?
先生はアバスチン+パクリの組み合わせが効果が最強だとこちらでも
おっしゃられているので、これが効かないなら他の抗がん剤に変えても効果は無さそうかな?とも思います。

先生なら今後の治療方針としてどう考えますか?

②新薬のパルボシクリブですが、ホルモン弱陽性(ER4~5%、PR1~2%)の科学的閉経1年以上経つHER2陰性でも使えるのですか?MIB1-80-90%です。

以上、よろしくお願いいたします。

 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。

「郭清手術後、トモセラピーとアバスチン+パクリ3クールを行い、やることは全部やったと思っていたのですが、このような結果になってしまい残念」
⇒お気持ち、お察しします。

「①抗がん剤をやっていて肝機能数値が上がったのは副作用なのか、転移がすでにあったからなのか?」
⇒肝転移で肝機能障害は、そう簡単には起こりません。(沈黙の臓器なのです)

「先生なら今後の治療方針としてどう考えますか?」
⇒bevacizumab + paclitaxelをやっている最中の再発ではないので、効く可能性はあります。
 
 それに、(術後補助療法で使用した)アンスラサイクリンも効く可能性はあります。

「②新薬のパルボシクリブですが、ホルモン弱陽性(ER4~5%、PR1~2%)の科学的閉経1年以上経つHER2陰性でも使えるのですか?MIB1-80-90%です。」
⇒やる価値は有ります。

 まずは結果をだすように頑張りましょう。





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