乳がん手術は江戸川病院・東京


[管理番号:4056]
性別:女性
年齢:45歳

いつも拝見させていただいています。
ありがとうございます。

1.5cmののう胞内乳頭がんの疑いで、11月上旬に左胸部分切除とセンチネルリンパ節生検の手術を行い、3週間経過しました。

先日、術後の病理検査の結果がでました。

非浸潤性のう胞内乳頭がん 進展部分も含めると25×15mmの大きさ
切除断端 陰性
リンパ節転移 陰性(0/3)ER 陽性 PR 陽性 HER2 陰性     
  
Ki67 5% luminalA ということでした。

今後の治療で、放射線治療をやることは決まったのですが、ホルモン療法(ノルバデックス)はやらなくても大丈夫だとは思うが、やりたいという人にはやっているということで迷っています。

子宮内膜症と子宮筋腫があり経過観察中です。
婦人科の主治医に相談したところ、乳癌の治療優先でやったほうがいいのではといわれました。

こちらの以前の質問などから、非浸潤性だとホルモン療法は必要ないのかとも思い迷っています。

非浸潤癌の部分切除で放射線治療した人の再発率とさらにホルモン療法をやった人では
どれくらい差があるのでしょうか?

このような場合、ホルモン療法はやったほうが良いと思われますか。

よろしくお願いします。

 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

「ER 陽性 PR 陽性 HER2 陰性 Ki67 5% luminalA」
⇒ そもそも非浸潤癌では「HER2やKI67を調べる事自体、適応外」であり、本来行ってはいけないことです(当然、江戸川病院では測定しません)
  全く無意味です。
  
○非浸潤癌なのに「ルミナールBだから抗癌剤をしましょう」とか「HER2陽性だから抗HER2療法をしましょう」などという医師はまさかいないでしょう。(それは、決してあってはいけないことなのです)

私が「非浸潤癌でホルモン療法を勧める」ことは決してありません。
◎治療は「効果と副作用のバランス」で成り立っています。

「効果だけ」もしくは「副作用だけ」の治療など存在しません。(経済的負担なども含めると)
その意味で「非浸潤癌でホルモン療法を行う」ことは 効果<<<副作用 となるのです。

「こちらの以前の質問などから、非浸潤性だとホルモン療法は必要ないのかとも思い迷っています。」
⇒その通り不要です。

「非浸潤癌の部分切除で放射線治療した人の再発率とさらにホルモン療法をやった人ではどれくらい差があるのでしょうか?」
⇒まずは「局所療法」と「全身療法」に、きちんと分けて考えましょう。

 放射線治療はあくまでも(乳房内再発を予防するためだけの)「局所療法」であり、それに対し、ホルモン療法は(全身に対する再発予防である)「全身療法」となります。(決して、それぞれは交わりません)

 温存手術の場合には、「乳房内再発を予防するために」放射線治療は必須となります。
 一方、ホルモン療法は「全身の再発を予防するための」治療です。

 ◎非浸潤癌は「乳管内に癌が留まっている=局所の治療だけで完遂」ということです。つまり「手術+放射線」でいいのです。
  全身療法であるホルモン療法の効果は「ごくごく少ない」ものとなります。

「このような場合、ホルモン療法はやったほうが良いと思われますか。」
⇒不要です。





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