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ホルモン治療の副作用

[管理番号:3343]
性別:女性
年齢:56才
田澤先生、よろしくお願いいたします。
2013年5月に、乳がんにて左胸の全切除手術を受けました。
しこりの大きさ 12ミリ×15ミリ
(浸潤80%、非浸潤20%と説明されました。)
女性ホルモンは2種類とも80%の強さ
MIB-1-INDEX いちばん高い数値 10%
がんの顔つき どちらかと言うと、やさしい顔つき以上は担当医の説明の言葉です。
閉経後3年を経過していたため、アリミデックス5年間服用中です。
しかし、私はアリミデックスの副作用がかなり強く、どんなジェネリックに変えても関節痛、頭痛、倦怠感がひどく、特にひどい真冬と梅雨時は(自己判断で)薬を飲まないでおります。
いろいろやらなければならないことがあるため、どれほど痛みが強くとも休めないのです。
アリミデックス服用開始から3年1ヵ月の間に3か月少々休薬してしまいました。
このペースでゆくと、5年間で半年くらい飲まないことになりそうです。
これでは薬効が減るのでしょうか。
どれほど副作用があっても必ず服用しなければならないのでしょうか。
手術後は半年に一度エコー、1年に一度マンモを受けております。
某大学病院で手術はしましたが、毎回違う先生に信頼関係が築けず、告知してくれた個人クリニックの先生に検査してもらってます。
副作用が強くて休薬と話したら「それは珍しい」とだけ。
私はこのままでよいのでしょうか。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
「アリミデックス服用開始から3年1ヵ月の間に3か月少々休薬してしまいました。このペースでゆくと、5年間で半年くらい飲まないことになりそうです。これでは薬効が減るのでしょうか。」
⇒実際の評価はかなり難しいです。(そもそも再発リスクは低いため)
 あまり問題はないと思います。
「どれほど副作用があっても必ず服用しなければならないのでしょうか。」
⇒そんなことはありません。
 あくまでも「満足いく生活(QOL)」を確保した上での治療(再発予防)でいいのです。
 (休みながらなら)10年間に延長してもいいでしょう。(状況が許せば)
「手術後は半年に一度エコー、1年に一度マンモを受けております。私はこのままでよいのでしょうか。」
⇒採血、腫瘍マーカーを半年に1回程度(術後5年くらいまで)取ってもらえば大丈夫です。