乳がんプラザ|乳がんの手術は東京の江戸川病院乳腺外科|ブログ


[管理番号:2547]
性別:女性
年齢:42歳

田澤先生、はじめまして。

今年2月に右乳全摘手術をし、田澤先生の乳がんのQ&Aを今必死に読んでいます。

もっと早くに読んで質問していればよかった思いながら投稿しております。

私は6年前に右乳非浸潤癌で温存手術とセンチネルリンパ生検をしました。
断端陽性だったためその後、放射線治療をしました。
リンパ節には転移なしです。

子供が欲しかったのもありホルモン治療はせず、放射線治療後の1年後に
子供を授かることができましたので
ホルモン治療をしなかったことへの後悔はしておりません。

その後、主治医の先生が代わり経過観察を続けてたところ、今から1年半くらい前から石灰化が増えてきてる指摘がありました。

昨年マンモトーム生検をしたところグレーでした。
MRIの画像で少し気になる所もあるとのことで、エコーでの針生検もやっていただいたのですが結果はグレーでした。

私は経過観察の前から二人目が欲しかったのもあり、右乳全摘手術をお願いしました。

主治医の先生も全摘に賛同していただき、今年の2月に乳がんの疑いで右胸を全摘いたしました。

センチネルリンパ生検は行いませんでした。
(主治医の先生は癌があっても非浸潤癌だろうとの見解で6年前にもセンチネルリンパ生検をしてる
ので、やっても分からないとおっしゃっていました。)
手術の結果、浸潤癌がみつかりました。

手術検体の病理結果

組織型
浸潤性乳管癌 硬癌

癌の大きさ 
浸潤癌の部分 0.6センチ×0.5センチ×0.5センチ
非浸潤部 (全体の広がり)9.4センチ×8.6センチ×1.8センチ

切除断端 
陰性(癌は取り切れてる)
陰性だが、切除断端と癌が接近している

その他の組織学的情報
・ 脈管 侵襲
 リンパ管侵襲 無
 静脈侵襲 無
・波 及度 乳腺・脂肪
・核、組織の異型度 グレード 2

・ホルモン感受性 有
 ER99%  PgR50%

・HER2蛋白の発現 無  1+
・Ki-67 30%

PT 1  N 0(?) M 0 :ステージ1

センチネルリンパ生検をしなかったのもあり数日前にCTをとりました。

(その結果次第でまた治療法がかわる可能性もあります)
前回主治医の先生の見解だとホルモン治療の方向でとおっしゃっていました。

(私が子供二人目を作る予定であったため、2年間ホルモン治療をして、
1年の間に子どもを作ってからの2年ホルモン治療の選択肢もあるとおっしゃっていました。

それも治験的なので保証はないんだと思います。
それに私の年齢からだと2年すぎてから子供を授かるのは難しいと思いますので、今現在子どもを一人授かれたのでこの子のために長生きできる選択肢を選んでいこうと思っています)

センチネルリンパ生検をしてないことがひっかかっています。。

右乳全摘後にセンチネルリンパ生検をすることは可能なのですか?

CT検査でセンチネルリンパ生検と同様に何個リンパにいってるかがわかるものなのでしょうか?

切除断端は陰性だが、切除断端と癌が接近しているというのでリンパにいってるのか心配です。

リンパにいってたとしたら、郭清してからの薬治療が望ましいのですか?

Ki-67が30%の値も気になります。

ホルモン治療だけで大丈夫なのかが心配です。

田澤先生ならばどのような治療方法を選びますか?

この病理結果で
再発率を教えていただけますでしょうか?
ホルモン治療のみ・抗がん剤のみ・抗がん剤治療+ホルモン治療の場合
で教えていただきますでしょうか?

私はルミナールBになるのでしょうか?

まだまだ勉強不足で分からないことが多すぎて言葉が間違っていましたら、申し訳ございません。

そして、長文で質問ばかりで本当に申し訳ございません。。

後悔しないで取り組んでいきたいと思います。

お忙しいところ恐縮ですが、ご返答よろしくお願いいたします。

 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

非浸潤癌で乳房温存手術、断端陽性で放射線照射のみですね。

「その後、主治医の先生が代わり経過観察を続けてたところ、今から1年半くらい前から石灰化が増えてきてる」
「昨年マンモトーム生検をしたところグレー」
⇒今更言っても仕方がありませんが…

 このあたりの「詰めの甘さ」が多くの問題を引き起こしていると(このQandAをやってきて)感じています。
 「グレー」とはどの程度の病変かの記載はありませんが、おそらく「flat
epithelial atypia」あたりでしょう。本来はその時点で「外科的生検が考慮されるべき」ものです。(まさかADHではないでしょうね? ADHは小範囲の癌です)

 ○外科的生検を勧められても「最終的に、(自己責任として)患者さん自身が経過観察を希望する」のであれば、問題ありませんが、『医師自らが(病変に対する理解不足のために)方針を誤っている』としたら大変残念なことです。

pT1b(6mm), cN0, NG2, luminal

「センチネルリンパ生検をしてないことがひっかかっています。右乳全摘後にセンチネルリンパ生検をすることは可能なのですか?」
⇒可能ですが…

 前回「センチネルリンパ節生検を行っている」ので「6mmの浸潤癌では不要」と思います。
 

「CT検査でセンチネルリンパ生検と同様に何個リンパにいってるかがわかるものなのでしょうか?」
⇒CTで見る必要はありません。

 超音波で解る筈です。

 ○もしも「超音波でどうしても気になるリンパ節がある」のであれば、「そのリンパ節を生検する」という方法があります。(場合によっては局麻でも可能です)
 

「切除断端は陰性だが、切除断端と癌が接近しているというのでリンパにいってるのか心配です。」
⇒全く無関係です。

 乳房切除しているので「余計な心配」です。
 しかも「非浸潤癌の拡がり」は「リンパ節転移とは全く無関係」です。
 (非浸潤癌は乳管内に留まっているので、リンパ管の中へへ入れないのです)
 

「リンパにいってたとしたら、郭清してからの薬治療が望ましいのですか?」
⇒エコーで「リンパ節が腫れていなければ」郭清の必要はありません。
 

「Ki-67が30%の値も気になります。ホルモン治療だけで大丈夫なのかが心配です。」
⇒無用な心配です。

 pT1b(6mm)でluminal typeであれば、「Ki67の値など全く無視して」ホルモン療法単独です。
 私なら「抗がん剤は絶対にしません」
 

「田澤先生ならばどのような治療方法を選びますか?」
⇒ホルモン療法(タモキシフェン)単独です。

 腋窩リンパ節はエコーで「気になるものが無い限り、」何もしません。
 

「この病理結果で再発率を教えていただけますでしょうか?」

ホルモン療法のみ   11%
抗がん剤のみ       11%
抗がん剤+ホルモン療法  7%
 

「私はルミナールBになるのでしょうか?」
⇒30%はグレーゾーンです。

 pT1bで悩む事ではありません。

 
 

 

質問者様から 【質問2】

こんにちは。

先日はお忙しい中、回答していただき本当にありがとうございました。

心が楽になりました。

少しまだ気になることがあり田澤先生に質問させていただきたく投稿しました。

よろしくお願いします。

管理番号:2547

こないだ主治医の先生と治療方針について話しました。

ホルモン療法(タモシフェン)単独になりました。

前の質問でセンチネルリンパ生検をしてないことでリンパ節に転移しているか心配だったのですが、
質問の時にはすでにCT検査をしておりその結果が出て腫れてなかったので、
今後、半年に1回のエコーと血液検査、1年に 一度のマンモでの検査になりました。

リンパ節については腫れてない結果で一先ず安心してもよいものですか?
何年くらい(エコー検査して腫れてないこと)様子を見れば、安心できますでしょうか?

何故そこまでリンパ節の転移が気になるかと申しますと、
6mmの浸潤癌があった場所が、もしかしたら腋窩リンパ節に近いところにあったのではと記憶してまして、不安が残っています。

腋窩リンパ節の近くだった場合はやはりリンパ節を気にしておいた方がよいのでしょうか?

切除断端は陰性だが、切除断端と浸潤癌が接近しているというのでどのくらい接近していたのかを、
主治医の先生に聞きましたところ、ほんの数ミリとおっしゃっていました。

浸潤癌は取り切れてるとおっしゃっていました。

(ガイドラインによっては(国によって違うのですか?)切除断端は陽性になるかもとおっしゃってたのが、気になりました。。)

私の場合、右胸全摘出手術なので
田澤先生のQ&Aで他の方のを参考にさせていただいた所、
乳腺の端まで切除していれば、追加切除は不要と回答されています。

乳腺の端まで切除とは胸の全摘手術のことで大丈夫ですか?

再建を検討にいれた全摘手術と、再建をしない全摘手術では乳腺の取り方はちがうのでしょうか?

私の場合再建を検討にいれた全摘手術だったので乳腺が取り切れてないのではと心配になりました。

切除断端は陰性だが、切除断端と浸潤癌が接近しているという点はあまり気にしなくてもよいですか?

浸潤癌があった場所(切除断端ギリギリにあり、もしかしたら腋窩リンパ節の近く)によっては再発率はかわるのでしょうか?
再発率がかわる場合、教えていただきますでしょうか?

お忙しいところ恐縮ですが、ご返答よろしくお願いいたします。

 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。

「リンパ節については腫れてない結果で一先ず安心してもよいものですか?」
⇒それでOKです。
 

「何年くらい(エコー検査して腫れてないこと)様子を見れば、安心できますでしょうか?」
⇒まずは2年くらいを目安としましょう。
 

「腋窩リンパ節の近くだった場合は
やはりリンパ節を気にしておいた方がよいのでしょうか?」
⇒気にし過ぎです。
 

「乳腺の端まで切除とは胸の全摘手術のことで大丈夫ですか?」
⇒その通りです。
 

「再建を検討にいれた全摘手術と、
再建をしない全摘手術では乳腺の取り方はちがうのでしょうか?」
⇒同じです。
 

「私の場合再建を検討にいれた全摘手術だったので
乳腺が取り切れてないのではと心配になりました。」
⇒大丈夫です。
 

「切除断端は陰性だが、切除断端と浸潤癌が接近しているという点はあまり気にしなくてもよいですか?」
⇒心配無用です。
 

「浸潤癌があった場所(切除断端ギリギリにあり、もしかしたら腋窩リンパ節の近く)によっては再発率はかわるのでしょうか?再発率がかわる場合、教えていただきますでしょうか?」
⇒変わりません。

 
 

 

質問者様から 【質問3】

田澤先生、いつもありがとうございます。

前回の質問 非浸潤癌からの再発 浸潤癌(管理番号2547)
で質問した者です。

先生の回答にとても心が楽になりました。

今回は質問と田澤先生のところで今後診ていただきたいと思い投稿いたしました。

その理由として、私は二度の手術を大学病院でうけました。
そこが全てだと思っていたのですが、田澤先生のQ&Aを読んでいくうちに、今の現状に疑問や方針が合わないと思うようになってきました。
是非、定期的な検査も含め田澤先生にお願いしたい気持ちです。

その場合なのですが紹介状やカルテなど必要ですか?
私はホルモン治療でお薬を飲みはじめて半年以上がたちました。
右胸は全摘しています。

Q&Aを見て第二子をとまた考えるようになり、今の主治医にホルモン治療を一時中断したいと相談したところ薬を半年で一時中断はあり得ないと言われてしまいました。
2年ホルモン治療、一時中断で出産後にまたホルモン治療の方針らしいのですが、私も年齢的なことを考えると田澤先生のQ&Aでの先に出産してその後ホルモン治療がいいと思うのですが、
半年以上もホルモン剤を飲んでるので田澤先生はどう思われますか?
卵巣の凍結保存もしておらず、
自然に期間をきめて子供を授かることができなければ諦めもつきます。

子宮頸がんでもグレーで定期的な検査を同じ大学病院で受診しています。

産婦人科の先生も乳癌の治療第一でとのことで、ホルモン治療を続けてとのことでした。

田澤先生のところに転院した場合、今の大学病院の産婦人科での受診は
継続して問題ないですか??

お忙しいところ恐れ入りますが、ご回答よろしくお願いいたします。

 

田澤先生から 【回答3】

こんにちは。田澤です。

「その場合なのですが紹介状やカルテなど必要ですか?」
⇒すでに(このQandAで)内容が解っているので(事前に管理番号をお伝えいただければ)無くても大丈夫です。

「半年以上もホルモン剤を飲んでるので田澤先生はどう思われますか?卵巣の凍結保存もしておらず」
⇒全く問題ありません。

 抗癌剤をしていないので「卵子の凍結保存は不要」です。
 休薬後「2カ月以上」経てば大丈夫です。

「田澤先生のところに転院した場合、今の大学病院の産婦人科での受診は継続して問題ないですか??」
⇒それは問題有りません。

 
 

 

質問者様から 【質問4】

田澤先生、いつもありがとうございます。

前回の質問 非浸潤癌からの再発 浸潤癌(管理番号2547)
で質問し、転院希望で先月の10月5日にメディカルプラザ江戸川で診ていただいた者です。

先日はありがとうございました。

その後、大学病院で転院希望の旨を伝え紹介状やデータをいただいてきました。

これから田澤先生にお世話になると思いますがよろしくお願いいたします。

今回は血液検査の追加のお願いをどこに問い合わせをしていいか分からなかったのでQ&Aに投稿させていただきました。

大切な1枠なのに申し訳ございません。。

次の予約が12月1日でマンモグラフィーの検査の後に先生にお会いする予定です。

その時に紹介状、データを渡すでかたちで大丈夫でしょうか?
事前に病院宛に送った方がよいですか?

12月1日の日にマンモグラフィーの検査なのですが、血液検査の追加をお願いしたいのですが、
当日で大丈夫なのでしょうか?
予約がとれるなら予約しておいた方がスムーズに進むのかなと思っております。

血液検査の結果は当日分かるものなのでしょうか?

(田澤先生にも12月1日に血液検査をどうしますか?とおっしゃっていただいたのですが、
大学病院で8月に血液検査をしていたので、その時が10月でしたので自分で大丈夫かなと思ってしまい、
大丈夫ですと言ってしまいました。
家に帰ってよく考えたら血液検査も12月にしておいた方が安心だなと後から思ってしまって。。)

お忙しいところ恐縮ですが、よろしくお願いいたします。

 

田澤先生から 【回答4】

こんにちは。田澤です。

カルテで確認しました。
「その時に紹介状、データを渡すでかたちで大丈夫でしょうか?事前に病院宛に送った方がよいですか?」
⇒事前の方が(時間をかけて予め診ておけるので)スムーズです。

 秘書の中川宛に郵送してください。

「12月1日の日にマンモグラフィーの検査なのですが、血液検査の追加をお願いしたいのですが、当日で大丈夫なのでしょうか?」
⇒今、オーダーしました。大丈夫です。

 
「血液検査の結果は当日分かるものなのでしょうか?」
⇒一般採血(貧血や肝、腎機能など)や腫瘍マーカーの内CEAは解ります。

 ○但し腫瘍マーカーの内のCA15-3は外注なので、後日となります。





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