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3月(下旬)日に皮下乳腺全摘を予定しています。

[管理番号:2572]
性別:女性
年齢:41歳
始めまして。
1月に受けたマンモグラフィーで微細石灰化が見つかり、2月にA病院で
細胞診を受けてクラスVと診断されました。
乳腺外来のあるB病院で再度
マンモグラフィーで微細石灰化が乳房の上半分に認められ、CTでは内臓への転移はなく、バコラ検査をしてBenign breast tissuesと診断されたため、MRIをしました。
乳腺全体に広がる悪性病変が疑われるとのことですが、
皮下乳腺全摘をすべきか、もう一度細胞診をしたほうがよいか
伺いたいです。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
「マンモグラフィーで微細石灰化が乳房の上半分に認められ」「バコラ検査をして
Benign breast tissuesと診断」
⇒まず、ここに問題があります。
 「石灰化病変」に対して、バコラをしたようですが「採取された組織に石灰化は
入っていましたか?」
 石灰化病変には「ステレオガイド下マンモトーム生検を行うべき」です。
  
「MRI 乳腺全体に広がる悪性病変が疑われる」
⇒MRIの、この診断で「全摘を選択」することはお勧めできません。
 
「皮下乳腺全摘をすべきか、もう一度細胞診をしたほうがよいか」
⇒細胞診ではなく(微細石灰化に対して)「ステレオガイド下マンモトーム生検」を行うべきです。
 
 

 

質問者様から 【質問2】

先ほど始めて質問を送信したのですが
B病院の乳腺専門医の先生はバコラで組織を確実に捉えて予期せぬ良い結果とのことでした。
ですので画像診断上の悪性を拭いきれないところで全摘をし、
結果よければ申し訳ないが最悪を考え手術をしたほうがよいとのお考えです。
良い可能性がゼロではない。
とも仰っています。
MRIで乳腺全体に広がる病変でもバコラで良性の乳腺症か線維腺腫を示すことがあるのでしょうか?
日にちも限られ切羽詰まっていて2度も質問をして申し訳ありません。
 

田澤先生から 【回答2】

先ほども回答しましたが…
「微細石灰化」に対しての「バコラでの診断」が意味があるものかどうか?
「石灰化」なのに、「何故ステレオガイド下マンモトーム生検をしなかったの?」
 鍵は「採取された組織に石灰化が含まれていたかどうか」です。
 確認が必要です。
 MRIの画像は、あくまでも「参考程度」だと私は思います。