乳がんプラザ|乳がんの手術は江戸川病院・東京


[管理番号:595]
性別:女性
年齢:41歳

六日前に帝王切開で出産しました。
現在は母乳がよく出ている状態です。

実は、半年前の12月にもこちらで質問させて頂きました。
その時の質問内容は、右えきか部に小豆大の痼があり、乳腺外来を受診した所、妊娠中とのことでマンモグラフィーは出来ず、超音波検査で「おそらく悪性では無さそう」と、曖昧な回答でした。
その後、小豆大の痼は急速に大きくなり、出産してから両方の脇にゴツゴツした瘤状のものに変わりました(副乳というものでしょうか)。

帝王切開の数日前に気付いたのですが、左胸上部外側に1個コリコリした硬い痼を触れました。
皮膚から浅い場所に1個だけ、固くて動きません。
触っても痛みはありません。
他の場所には無く、1ヶ所だけです。
大きさは2mm程で、固くて固定されているような感じです。
半年前の超音波検査では映っていませんでした。

授乳中は、乳瘤ということも考えられる、と他の質問者様への回答で拝見し、同じような質問で申し訳ありませんが、不安で仕方ありません。
宜しくお願いします。

 

田澤先生からの回答

 こんにちは。田澤です。
 「授乳中のしこり」ですね。
 「腋窩部の小豆大のしこり」は「急速に大きくなり、両方の脇にゴツゴツ」という経過を拝見すると、質問者のおっしゃるように「副乳」と思います。

 副乳は「皮下浅い部分にある」ので、「余計にゴツゴツ感じる」のです。

回答

「コリコリした硬い痼」「皮膚から浅い場所に1個だけ、固くて動きません」「大きさは2mm程で、固くて固定されているような感じ」
⇒乳癌ではないと思います。

 場所(深さ)的には「乳腺ではなく」「皮下の結節」だと思います。
 「皮下の結節」は「脂肪織炎」や「線維成分の肥厚」などが原因と思います。

 「出産直後の一次的なものの可能性も高い」です。
 2~3カ月様子を見ましょう。

 
 

 

質問者様から 【質問2 授乳中のしこりに追加質問です】

お忙しい所、度々申し訳ありません。
今朝、帝王切開後の授乳中のしこりについて質問させて頂きました(回答がまだなの
で追加で質問させてください)。

授乳中、心配になったので産婦人科の医師に診てもらいましたが、専門外なのでわか
らないとの事。
同席していた助産師さん曰く、授乳中なので、乳腺外来に紹介状書いても何もしない
で帰されるだけ、と。
産婦人科の医師も様子見てくださいと言われました。

左胸上外側にある1個の痼は、浅いところにあるため容易に触れることができます。
固くて2mm程で米粒位?です。
助産師さんが、右胸脇に近い方をグリグリ触ると、同じような痼が小さいのも含めい
てある、とのことで、授乳による乳腺の腫れ?と言われました。

私としては、僻地に住んでいるため、入院中に乳腺外来で超音波検査をしてもらいた
かったのですが、受診できずにそのまま明日退院することになり更に不安で一杯に
なっています。

乳腺外来は週に2回だけしか診察していないので、産まれたばかりの子供を連れて改
めて受診するべきか悩みます。

 

田澤先生から 【回答2】

 こんにちは。田澤です。
 「授乳中なので、乳腺外来に紹介状書いても何もしないで帰されるだけ」というのは
誤った医療です。

 実際には「妊娠~出産までの長期間」検診ができていない(タイミングによっては2
年以上となることもあるでしょう)のだから、「授乳中は診察できない」などとした
ら、「大変な悲劇を生む」可能性があります。
○これについては、「昔からの悪しき習慣が問題なのだと思います」今は昔とは違い
 ①乳がん自体が凄く増加している(しかも若年者が増加している傾向もある)
 ②妊娠出産の年齢が上がっている(昔のような20代での妊娠出産の頃に乳癌の心配
をする必要はほぼ無かった筈です)
 ③乳腺専門医の存在(10年前までは、一般外科が片手間に乳腺を診ていました。

 これだけの状況変化が「極めて短期間におきている」ことを認識すれば「授乳中は乳
腺は診ない」などとは極めて非常識なのです。
 

「左胸上外側にある1個の痼は、浅いところにあるため容易に触れることができま
す。固くて2mm程で米粒位」

⇒このような「極めて小さいのに触れる」ものは助産師のいうように「、同じような
痼が小さいのも含めいてある、とのことで、授乳による乳腺の腫れ?」という可能性
が実際には高いと思います。
 

 ただ、気になるのであれば、焦る必要はないので、「実家の御母さんなり誰かに預け
られるタイミング」で一度診てもらうと安心です。

 
 

 

質問者様から 【質問3 受診結果】

先生、お忙しい中、患者の立場には大変有りがたく、心強い回答を有り難うございます。

その後、結局乳腺外来を受診しました。
授乳中でしたが、マンモグラフィー、超音波検査を受けました。
最初、検査技師さんが超音波検査をしてくださいましたが、左上の痼が容易に触れるものの、超音波上には映りにくいのか、何度も痼を触りながら場所を確認されているようでした。

診察の際、医師も診察室で再度超音波をされました。
この時も、痼は触れるものの超音波上で確認しにくいためか、何度も痼を触りながら行っていました。

診察の結果は「悪いものでは無さそう…」「繊維腺腫かも」と言うことでした。
繊維腺腫と言われた条件は、超音波検査の痼の固さだと言われました。
念のため3ヶ月に再診との事ですが、万が一、繊維腺腫でなく悪性だった場合の3ヶ月を無駄に過ごすのは、本当に辛いです。
曖昧な回答で、余計に不安になりましたが、僻地在住で乳腺外来は1ヶ所だけ(週に2回だけしか診察していません)なので、当方としては色々と質問や自分の考えを話して医師の機嫌を損ねるのが怖くて、何も言えずに帰宅しました。

帰宅してから繊維腺腫について調べましたが、手で触れて痼がコロコロ移動する、弾力があるとのこと。
私の痼は、固くて固定されて弾力がありません。

医師の所見と、私の触れてる痼の症状が、あまりにかけ離れているので、益々不安になります。
悪性か、そうでないか、今回のような私の症状は超音波検査では判りにくいものなのでしょうか。

不安で、家の中でもあまり笑えなくなってしまいました。
お忙しい中、大変申し訳ありませんが、宜しくお願いします。

 

田澤先生から 【回答3】

 こんにちは。田澤です。

 医師も超音波しているのであれば大丈夫です。
 「検診で見逃す」のとは異なり、「触知しながらの超音波での見逃し」は考える必要はありません。
 確かに「線維腺腫ではない」かもしれませんが…

「2mm位で米粒大で皮膚の浅い部分」
⇒乳癌では無いと思います。

 皮下の結節でしょう。
 どうしても気になるなら、「摘出してもらいましょう」

 その程度の大きさと浅さならば、「局所麻酔」で簡単に摘出できます。





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