乳がんプラザ|乳がんの手術は東京の江戸川病院乳腺外科|ブログ


[管理番号:3908]
性別:女性
年齢:40歳

40歳、こども小中学生の2人。

4年前から右胸の線維腺腫で受診しており、昨年12月頃に左胸にしこりを自覚し、3月の定期受診の際、主治医に伝えた。
組織検査の結果、乳癌。

4月に部分切除術。

術後に、乳頭腺管癌 浸潤性乳管癌(硬癌)と診断。

5月から化学療法開始、EC4回、タキソテール4回、先日終えたところです。
タキソテールと同時にハーセプチンを開始し、全18回継続予定。

来月から放射線照射予定。

その後、ホルモン療法予定。

StageⅠというものの、HER2が3で増殖性が強いことや悪性度、再発がとても不安です。

例えば、リンパ節転移のあっても、HER2が陰性の場合などと比べてどちらが再発リスクは大きいのでしょうか。
(単純に比較できるものではないと思いますが素人なのですみません)
こんな状況の者でも、平均寿命近くまで生きることは可能なのでしょうか。

今後、ホルモン療法などを行う子宮体がんなど発症リスクが高くなることなど、身内に子宮癌の罹患者がいたので気になります。

フォロー中、エコーでの診察は受けていましたが、2年半もの間、マンモ撮影をしていなかったので、非浸潤での発見ができなかったのではないか、化学療法をせずにすんだのではないかと、私の中で未だに納得できていない部分があります。

とてもわかりやすく、ご回答されている田澤先生のご見解を是非お願いします。

しこり1.2cm
リンパ節転移無し
ER 50%
PgR 40%
HER2 3
核異形度 1
切除断端 無し
脈管侵襲 ±
病期 ステージⅠ

 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

pT1c(12mm), pN0, pStage1, luminalB(HER2 陽性)
十分な早期です。

「StageⅠというものの、HER2が3で増殖性が強いことや悪性度、再発がとても不安」
⇒抗HER2療法は、とても強力で頼りになる治療です。(抗HER2療法は再発率を半分にします)

 術後補助療法としての抗HER2療法の登場からは、まだ日が浅く確かなことは言えませんが…
 おそらく、(抗HER2療法を行う事で)「同じステージ同士で比べてもルミナールタイプより予後が良い」状況だと思います。

「例えば、リンパ節転移のあっても、HER2が陰性の場合などと比べてどちらが再発リスクは大きいのでしょうか。」
⇒上記コメント通りです。

 (リンパ節転移陽性どころか)「リンパ節転移陰性のルミナールと比較しても遜色ない(むしろ勝る)」リスクの低さです。

「こんな状況の者でも、平均寿命近くまで生きることは可能なのでしょうか。」
⇒「こんな状況??」

 どんな状況だというのでしょうか?
 十分すぎる「再発低リスク」です。
 

「ホルモン療法などを行う子宮体がんなど発症リスクが高くなることなど、身内に子宮癌の罹患者がいたので気になります。」
⇒子宮体癌のリスクは「定期的健診」をすればいいのです。(子宮内膜の増殖傾向があれば、止めればいいのです)

 乳癌の再発予防効果の方が「子宮体癌のリスク」より30倍も上回るのです。





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