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閉経後

[管理番号:4956]
性別:女性
年齢:51才
田澤先生こんにちは。
いつも勉強させて頂いてます。
大変お忙しいところ恐縮でくすがよろしくお願い致します。
1年半前に乳房温存手術を行い、
PT1a(5㎜) PNO luminalA
リンパ転移無しで現在タモキシフェンを服用しています。
その後閉経が確認されたので、アロマターゼへの切り換えを希望したところ、
5㎜で早期だからこのままタモキシフェンで(副作用もないのなら)続けてもいいのではないか、5㎜だと何も飲まない人もいるくらいだからとの事でした。
どうしますか と言われました。
私としてはタモキシフェンの副作用の子宮体癌が気になるし、少しでも再発率が少ない方を希望したいのですが、5㎜の早期だとアロマターゼにするメリットはまったくないのでしょうか? 逆にデメリットもあるのでしょうか?
また、5㎜の早期だと薬は飲んでも飲まなくてもあまり大差はないのでしょうか?
また、アロマターゼに切り替える場合一年に一回骨密度の検査のレントゲンを撮るのは必要な検査なのでしょうか?
どうぞよろしくお願い致します。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
pT1a(5mm), pN0, luminalA
再発低リスクであり、ホルモン療法は(勿論適応ありますが)「副作用があれば無理をする必要のない状況」であることは間違いありません。
「5㎜の早期だとアロマターゼにするメリットはまったくないのでしょうか? 逆にデメリットもあるのでしょうか?」
⇒アロマターゼインヒビターに変えたことで副作用(関節痛や骨密度低下)が起こる可能性を考えると、「期待されるメリットは大きくはない」ということです。
「また、5㎜の早期だと薬は飲んでも飲まなくてもあまり大差はないのでしょうか?」
⇒もともと無治療でも再発低リスクだということです。
 その意味では「大差はない」でしょう。
「また、アロマターゼに切り替える場合一年に一回骨密度の検査のレントゲンを撮るのは必要な検査なのでしょうか? 」
⇒骨密度次第です。
 もともと高い値であれば、不要ですし、(逆に)もともと低ければ「骨粗鬆症の治療と併用」だし、(その中間で)ギリギリなら、「半年くらいで骨密度をチェックすべき」となります。
 
 

 

質問者様から 【質問2】

田澤先生こんにちは
大変お忙しいところご回答頂き有難うございました
何度も申し訳ございませんがまたよろしくお願い致します。
ご回答頂いた中でタモキシフェンからアロマターゼに切り替えても⇒期待されるメリットは大きくない、とのことですが、田澤先生でしたら私のような早期の(五ミリ)でしたらこのままタモキシフェンを続行する方が良いのか、それともアロマターゼに切り替えた方が良いのか、どちらが良いとお考えでしょうか?また、副作用について教えて頂きたいのですが
タモキシフェンの服用で子宮体がんになる確率が800人に1人から3人になる程度だとよく聞いたりするのですが、実際のところは田澤先生のご経験では、もっと多いのでしょうか? また、アロマターゼの骨密度の低下はだいたい何%くらいの方が重症になるのでしょうか?年齢も関係あるのでしょうか?また、骨密度の検査でレントゲンを何度か撮るようですが、被爆は大丈夫でしょうか?
ご多忙のところ申し訳ありませんが、
よろしくお願い致します。
 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。
「私のような早期の(五ミリ)でしたらこのままタモキシフェンを続行する方が良いのか、それともアロマターゼに切り替えた方が良いのか」
⇒子宮体癌のリスクを考えると、(閉経後は)アロマターゼインヒビターへ変更する方が無難です。
「子宮体がんになる確率が800人に1人から3人になる程度だとよく聞いたりするのですが、実際のところは田澤先生のご経験では、もっと多いのでしょうか?」
⇒多くはありません。
「アロマターゼの骨密度の低下はだいたい何%くらいの方が重症になるのでしょうか?」
⇒劇的な低下など全くありません。
 前回回答した通りです。
 (以下抜粋)
 ★もともと高い値であれば、不要ですし、(逆に)もともと低ければ「骨粗鬆症の治療と併用」だし、(その中間で)ギリギリなら、「半年くらいで骨密度をチェックすべき」となります。★
「年齢も関係あるのでしょうか?」
⇒閉経してから徐々に低下します。(閉経直後で低い事は稀です)
「また、骨密度の検査でレントゲンを何度か撮るようですが、被爆は大丈夫でしょうか?」
⇒大した線量ではありませんし、骨密度を測定するのは多くても年に1回程度です。