乳がんプラザ|乳がんの手術は江戸川病院・東京


[管理番号:4090]
性別:女性
年齢:38歳

先日、針生検の結果を聞きに行ったところ、鑑別不能という結果でした。
その病院ではマンモトーム生検が出来ないという事で後日大学病院でマンモトーム生検を受ける事になりました。
マンモグラフィーに異常はなかった様ですが、エコーにはやはり普通ではないものが写っているそうです。

どの様な時に鑑別不能というものが出る事があるのでしょうか。
医師がエコーの画像を見ると癌ぽくはないんだけどね。
と言ってくれたので、
少し癌ではないかもという気持ちもあります。

生検時、細胞はしっかり取れていたそうです。

 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

「鑑別困難」ですね。
これは「細胞診でいうクラスⅢ」に相当(細胞診でもクラスⅢとせずに鑑別困難と表現することも増えています)します。

○ただし、同じ「鑑別困難」でも「細胞診と組織診」では意味が「微妙に異なる」ことには注意が必要です。
 細胞診での「クラスⅢ=鑑別困難」はあくまでも「良性所見」であり、其の殆どが「乳頭腫もしくは(細胞成分が豊富な)線維腺腫」となります。
 ♯細胞診は(再三、警告しているように技術にかなりの差があるので)下手な医師だと「癌でもクラスⅢしかでない=細胞数が少ないため」となり兼ねないのでそこに注意が必要です。(癌の場合には確実にクラスⅤが出せるまで精進してもらいたいところです)

これに対し「組織診(バネ式針生検にしろ、マンモトームにしろ)での鑑別困難」は
(細胞診の鑑別困難に比べると)「明らかな良性」というものは姿を消し、
 1.(増殖性の高いタイプの)乳腺症の範疇
 2.Flat epithelial atypia(f.e.a)のような異型病変(異型を伴う乳頭腫も含む)
 3.Atypical ductal hyperplasia(ADH)のような「低悪性度」だが癌といえるような病変(ただし、範囲が狭い)
 4.(癌なのに)上手く採取できていないだけ

 以上、1~4などの可能性が出てきます。

「大学病院でマンモトーム生検を受ける事になりました。」
⇒大学病院は医師が沢山いるから(しかも、修行の場だから)…

 上手い医師にあたることを願っています。

「エコーにはやはり普通ではないものが写っている」「エコーの画像を見ると癌ぽくはないんだけどね」
⇒「しこり」ではなく、「腫瘤非形成性病変」かもしれません。
 ♯トップページの『腫瘤非形成性』を参照してください。

  「しこり」にしろ、「腫瘤非形成性病変」にしろ、正確にマンモトーム生検をすれば「100%確定診断」得られます。

「どの様な時に鑑別不能というものが出る事があるのでしょうか。」
⇒上記コメント通りです。

 (細胞診での「鑑別困難」と比べると)明らかな良性病変は姿を消し、「増殖性が強かったり、異型を伴う病変」である確率は上がります。





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