乳がん手術は江戸川病院・東京


[管理番号:2765]
性別:女性
年齢:41歳

初めまして、カナダ在住の者です。
3か月半前に見つかった右胸の線維腺腫がエコーで倍くらいの大きさになっています(0.6×0.5cm から
1.1×1.1×0.7cm)。
初めは良性のものだから経過観察でいいと言われ安心していました。
が、最近大きくなってきていることに不安を覚え、乳がんについて調べていくうちに先生のホームページをみつけ、Q &A
ページからいろんな情報を知れたので予定していた6か月後の検診前に
再受診したところです。

これから専門医に回してもらえるので、今あるのはエコーの情報だけです。
以前ほかの方も書かれているように、ここの医療システムは日本の何十倍も時間がかかるので、なんとか1か月以内に予約が取れないかなと願っている状況です。
今すぐ日本に帰りたいですがそういうわけにはいかないので、専門医に会う前に、一度先生の見解、アドバイスを頂けたらなと思い質問させていただきました。

41歳、出産経験なし、乳がん家族歴なし 既往歴/服薬歴なし これまで胸に異常なし
2015 10月中旬 (日本)
人間ドックのマンモで要精査となる
右胸:異常なし/カテゴリーⅠ 左胸:集簇性多形性石灰化/カテゴリーⅢ 触診は異常なし。

**このとき腫瘍マーカーのCA19-9が59u/mlと高く要精査。
人間ドックに含まれていた項目で特に異常があったわけではありません。
カナダに戻り、大腸がんの可能性だけ見るために便の検査をすすめられましたが
異常なし。
(関係ないと思いますが念のため)**

10月下旬 (以降カナダ)
左胸のエコーで嚢胞があるが経過観察でよい。
6か月後の再診指示。

12月中旬
11月下旬頃に右胸の小さなしこりを発見 その後、エコーで線維腺腫と思われるため、経過観察でよい。
6か月後の再診指示。
 左胸もついで
にエコーしたが嚢胞の数が減っているし(2個から1個)問題ないとのこと。
脇に異常みられず
hypoechoic nodule( no distal acoustic shadowing) at the 1 o’clock position
(0.6×0.5cm) :likely
represents a small fibroadenoma- 右胸
cyst at the 3 o’clock position (0.7×0.6cm) - 左胸

2016 4月上旬
3月中旬から右胸のしこりが大きくなっていることに気がつき、わずかに胸が張っている感覚もあり再受診。
エコーで右しこりが大きくなって
いるとの結果。
脇に異常みられず。

hypoechoic nodule at the 1 o’clock position
(1.1×1.1×0.7cm)- 右胸
hypoechoic nodule at the 3 o’clock position
(0.6×0.5cm) & another hypoechoic nodule with some calcification (0.6×0.
8× 0.3)- 左胸

質問:
40代でみつかっているこの成長中の線維腺腫、とにかく細胞診をしてもらい、葉状腫瘍の可能性も視野に入れないといけないものなのかなと思いますが、この成長具合、先生はどのように感じられますか? しこりは固く、まん丸としたものです。
今はまだ1cm弱ですが急いだ方がよさそうな性質に感じられますか?

また、そもそもこのエコー所見から線維腺腫である可能性が高いと言えるのでしょうか?
今回初めてコピーをもっらいシンプルでびっくりしたのですが、特に2回目はhypoechoic nodule以外何も書かれていませんし、放射線医の見解も一切書かれていません。

ここは報告書に画像はついてこないので、専門医に紹介状を書いてくれる家庭医にはサイズ以外の詳しいことはわからないといわれました。
なので線維腺腫でも葉状腫瘍ではなくて実は他の乳がんの可能性もあるのでは?と思ってしまうのです。

もし、専門医に会う前に私が知っておいた方がいいことがあればぜひ教えていただけたらと思います。
情報がかなり少なくて答えようがないかもしれませんが、よろしくお願いします。

 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

質問者は大変勉強していますね。
皆がそのようにしてくれれば、世の中から「進行癌が姿を消す」日も遠くはありません。

○私の印象は、質問者が危惧しているとおりです。
私が最も注目したところは「10月下旬 (以降カナダ)左胸のエコーで嚢胞があるが経過観察でよい。」という内容です。
2015年10月の時点で無かったしこりが11月に出現しかも41歳

これだけでも(私ならば)即刻「組織診断」します。
普通の「線維腺腫」と考えるのはリスクがあります。

更に12月中旬「6mm」⇒4月上旬「11mm」
これは普通ではありません。

○臨床経過からは「癌を疑わなければならない」とは思いますが、(エコー所見では、癌が疑われていないようなので)その意味では「葉状腫瘍を想像」します。
40代で出現して「3カ月余りで倍」というのは、普通の「線維腺腫」には思えません。
 ♯実際に診療していると、結局「線維腺腫だった」というパターンも時々経験するので、決めつけるつもりは毛頭ないのですが、「最大のリスク回避を念頭に」診療をすすめているべきです。
 

「40代でみつかっているこの成長中の線維腺腫、とにかく細胞診をしてもらい、葉状腫瘍の可能性も視野に入れないといけないものなのかなと思います」
⇒この場合は(細胞診よりも)「組織診が必要」と思います。

 「癌か、癌で無いのか?」のレベルで良ければ「細胞診」でも十分ですが、(癌で無いとして)「それでは何?」となると「組織診が必須」です。
 

「この成長具合、先生はどのように感じられますか? しこりは固く、まん丸としたもの」
⇒かなり「早い」です。

 形は「典型的な癌の所見ではない」ようですが、(粘液癌や充実腺管癌などの可能性も除外できない)し、もちろん「葉状腫瘍」の可能性もあります。

「今はまだ1cm弱ですが急いだ方がよさそうな性質に感じられますか?」
⇒そう思います。
 

「また、そもそもこのエコー所見から線維腺腫である可能性が高いと言えるのでしょうか?」
⇒「楕円形(扁平)」ではなく、「まん丸=縦横比が大きい」からは、「線維腺腫と決めつけることはできない」ようです。
 

「線維腺腫でも葉状腫瘍ではなくて実は他の乳がんの可能性もあるのでは?と思ってしまうのです。」
⇒(上記コメント通り)乳癌の可能性も考えるべきです。
 

「もし、専門医に会う前に私が知っておいた方がいいことがあればぜひ教えていただけたらと思います。」
⇒特にありません。

 臨床経過からは「組織診は必須」です。

 
 

 

質問者様から 【質問2】

こんにちは、田澤先生。
線維腺腫 増大傾向で海外から質問した者です。
前回は迅速な回答、本当にありがとうございました。
あれから5週間が過ぎましたが少し前に専門医に会えただけで、後日検査しましょうと言われて終わっただけです。

今、現状の中でどうしたら一番自分を守れるのかと考えています。

というのは、話をしてみて専門医と私の温度差があること、その上、医療システムの悪さで時間がかかりすぎることです。
実は、来月上旬にもともと日本に帰国予定がありますが、2週間だけですし、大事な用事があって急きょ決めたことだったので、それをキャンセルして検査や治療に充てることはなるべく避けたいと思っていました。

紹介された専門医は乳がん専門センターのある病院なので専門医のアポが取れればその場ですぐ検査できる施設でもあったので、当初は今の時点までにはある程度の何かがわかり、手術が必要そうなら予定をキャンセルして日本滞在中に日本で受けた方がいいなと漠然と考えていました。

ですが、現実は言い合いになりながら粘って交渉して検査日と再診日を予定より早めてもらえても、エコーとマンモを明日する予定で、結果を聞く再診は来月の頭です。

最初はこの二つの検査は6月の頭が一番早い日だといわれる始末でした。。
再診日は担当医が週3日しかいないた
め、現時点では今月中に会えない、他の医師から結果を聞くことも無理とのことです。

組織診をした方がいいと前回田澤先生がおっしゃっていましたが、そもそも細胞診ですら、今の時点で必要だとは思っていないようで、よっぽど技師が画像をみて疑わしい場合以外、後日に検討して必要に応じて予約を取るので、その予約日次第で次の再診日にすべての検査結果が間に合うかわからないといわれました。

交渉して専門医に紹介状が送られてから2か月後に診断が下るかもという現実はちょっと厳しいです。

専門医とあった時、これまでのエコー画像のCDを持ってくるように言われていたのでてっきりその場で見てそれに基づいて話し合いをするとおもいきや、後日見ておくとのこと、触診のみでした。
たぶん線維腺腫だと思う、20代から40代に多いものだし、ある程度大きくなって止まるから、画像で線維腺腫だとなれば半年後にもう一度見るという流れになるといわれました。

なので、葉状腫瘍の可能性があるのでは?
線維腺腫ではないという可能性も検査すべきでは?と聞いたところ、確かに画像は似ているから可能性がないとは言えないけど、悪性は数%でごくまれなのでそれほど心配する必要はないし、触ったところ葉状腫瘍ならもう少し違うというのです。

その後先生はこれまでのエコーのCDを見ているはずですが、やはり明日の検査に細胞診や組織診のオーダーはでていません。

また、もともと去年の10月のマンモで要精査といわれた左胸の方の集簇性多形性石灰化の結果(しこりは右胸です)についても聞いたところ、その後のフォローアップがエコーでされているので、マンモでしないと意味がないといわれ、左胸も確認するというので、その点は安心しました。

田澤先生の石灰化の情報ページを右胸のしこりの方ばかり気を取られて読んでおらず、その後発見し、これも見てもらわないと安心できないものだったのかと気が付いたので本当によかったです。

質問なんですが、現状では、日本帰国直前にエコーとマンモの検査結果は出ます。
それをもって日本に帰ってからのスタートで、2週間(実際は移動で数日つぶれるので10日間弱)で例えば、切除した方がいいケースだった場合、とにかく手術だけでもしてもらえる可能性はありますでしょうか?100%今の時点で線維腺腫だと考えられるといえないのであれば、切ってしまってハッキリさせたいのが私の心情です。

帰国中は○○県に居ますが、できれば信頼できる先生にお願いしたいです。
今の時点で情報がそろっていれば可能性をもとに予約を取ったりすることができるかもしれないのですが(帰国まで一か月を切っているので病院の予約状況に空きがあればの話ですが)。
一番最近のエコー画像はCDをもらった時にコピーしたので持っています。
明日、現在のしこりの大きさは技師さんにきいてみようとは思っています。

また、触って葉状腫瘍かってわかるものですか?

結局なんの進展もないうえで今後の可能性の質問になってしまいすみません。
よろしくお願いします。

 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。

その専門医は「臨床経過に疑問をもたない」のでしょうか?

以下、前回の回答の内容
○注目しなくてはならない臨床経過
2015年10月の時点で無かったしこりが11月に出現しかも41歳更に12月中旬「6mm」⇒4月上旬「11mm」

○臨床経過からは「癌を疑わなければならない」とは思いますが、(エコー所見では、癌が疑われていないようなので)その意味では「葉状腫瘍を想像」します。
40代で出現して「3カ月余りで倍」というのは、普通の「線維腺腫」には思えません。

 ♯実際に診療していると、結局「線維腺腫だった」というパターンも時々経験するので、決めつけるつもりは毛頭ないのですが、「最大のリスク回避を念頭に」診療をすすめているべきです。

「帰国まで一か月を切っているので病院の予約状況に空きがあればの話」
⇒手術についてですが…

 現在は全身麻酔は江戸川病院で、局所麻酔は市川で行っていますが、いずれにせよ「1カ月以内に予約をとる」ことはできそうにありません。
 ○今回は、「受診してマンモトーム生検による確定診断のみ(1回の受診で大丈夫です)」としてはどうでしょうか?
  これでよろしければ、予約します。 
 小平秘書 へ御連絡ください。
「乳腺外科秘書室(小平)問合せフォーム」からご相談ください。
こちらのリンクをクリックしてください。

 

「また、触って葉状腫瘍かってわかるものですか?」
⇒解りません。 全く「子供騙し」です。 

 
 

 
 

 

質問者様から 【質問3】

返信ありがとうございました。
とにもかくにも確定診断が土台ですの
で、それをやっていただけるという事でほっとしました。
早速秘書室へ
連絡をさせていただきたいと思うのですが、
その前に、昨日検査を終えて新たな事が出てきまして、日本でお願いすることが増えてしまいそうです。
なので時間を空けずに書かせていただきます、すみません。

検査当日、放射線医が撮った画像をその場でチェックしており、右胸のしこりより、関心は左胸の方にありました。
マンモはあらゆる方向、抑える器具も変えたくさん撮りました。
技師さん曰く、左胸の石灰化部分は奥の方にあるとのことです。
エコーでは前回のエコー画像とさっき撮ったばかりのマンモの画像を見て、それを確認するという作業をしていました。
技師さんが撮り終えたあと、放射線医自ら再度撮りにきました。

そこで言われたのが
? 右胸のしこりはサイズが4月とほとんど変わりがないしこれは心配ない(線維腺腫だと思われている様子、生検する必要はないと判断してる感じです)
? 左胸にしこりが見える(触診では触れません)。
もう一度以前のデーターをこれから見直して比べるそうです。
これまで報告書に嚢胞があるとかかれていましたが、前回の報告書にはhypoechoic
noduleと変わっていたので、それの事なのか?と報告書を見直して思いました。
いずれにせよ、石灰化からのしこり?っとなるといい知らせではない気がしています。。。

? 左胸に石灰化はある、前回に取った画像と比べて変わりがないのであれば生検する必要はないが、比べるものがほしいといわれ、日本での映像を渡しました。
これもこれから見比べるそうです。

追加検査の指示があれば連絡が来ますが、ないなら6月の頭の再診日に検査結果を聞くということになります。

左胸もとなってきた今、待ちの状態が長くなかなか先に進めないここではよけに不安になってきました。

帰国日と滞在期間を調整すべきかと思い出しましたが、調整をするうえである程度の目安がわかればありがたいです。

滞在中に初期治療まで済ませられるようにするとしたら、いつ頃なら可能でしょうか?もちろん、これだけの情報だけでの判断は難しいものだと思いますが。

OPE適応のものだとしたら、6月中旬までは空いていないという事でしたので、例えば帰国を6月下旬からまるっと2週間に変更したら可能でしょうか?

確定診断ですが、右胸のしこりはやはりこれ以上は掘り下げないようなので、ぜひお願いしたいのですが、左胸の石灰化としこりの方も併せて同じ日に見ていただけるものでしょうか?
小平さんに連絡をするときに聞けばいい話なのか判断が付かなかったのでこちらに書きました。
よろしくお願いします。

 

田澤先生から 【回答3】

こんにちは。田澤です。

整理すると
右のしこりは「4月とはサイズに変化がなく(僅か1カ月だから当たり前ですが…)形状から 心配ない」と断言
 ⇒少なくとも「癌では無い」ようです。
  また、「典型的な葉状腫瘍を疑う症状」ではなく所見としては「線維腺腫を積極的に考える」もののようです。

  ○ただ、臨床経過(この1カ月は別として、増大していたこと)をあわせると「完全には葉状腫瘍は否定できない」と思います。
 

左のしこりと石灰化(同じものをみているのか、全く別個の所見なのか現段階では不明)
 ⇒石灰化にかんしては、担当医が比較してどうなるのかを、まずは確認ですね。

 もしも増加しているのであれば「ステレオガイド下マンモトーム生検が必要」です。
 また、「石灰化が変化無い」としても「超音波で見えるしこり」が気になるのであれば、生検(マンモトーム生検など)が必要かもしれません。
 このあたりは、担当医の判断待ちですね。
 

「滞在中に初期治療まで済ませられるようにするとしたら、いつ頃なら可能でしょうか?」
⇒担当医の判断を待ちましょう。

 もしも「右の摘出」だけであれば簡単ですが、「左をST-MMTして、確定後手術」となると、どうしても期間がかかります。
 やはり、「仮定の上」での判断は難しいです。
 

「右胸のしこりはやはりこれ以上は掘り下げないようなので、ぜひお願いしたい」
⇒小さくて表面近いのであれば、「メディカルプラザ市川駅で局麻」がいいです。
 

「左胸の石灰化としこりの方も併せて同じ日に見ていただけるものでしょうか?」
⇒もしもST-MMTをするとなると「予め、ST-MMTの予約」をとっておかなくてはならないので(右の摘出とは一緒にはできません)複数回の受診とはなります。

「乳腺外科秘書室 問合せフォーム」からご相談ください。
こちらのリンクをクリックしてください。

 
 

 
 

 

質問者様から 【質問4】

「再質問管理番号」が未入力でした。
内容から管理番号 2765 に追加しました。

ホームページ管理者
 

こんにちは。
いつもありがとうございます。
先の事を情報があまりない中で決めないとっと焦るばかりで仮定の話になってしまいすみません。

先日、秘書室の方にメールを送ったのですが、少し状況が進みましたので、また質問させていただきました。

やはり生検をするのことです。
今回Drに会わずにエコーとマンモの結果だけを先にもらいました。

検査日の放射線医の話とは少し違い、右胸のしこりは1.2×1.2×0.6c
mと前回とほぼ変わりはありませんでしたが、やはり成長しているので(12月2015 0.6×0.から4月1.1×1.1×0.7cm)ultrasound-
guided core biopsyをすることになりました。
マンモのレポートにはMass is partly circumscribed & no calcificationsと書かれていました。
 

左胸は石灰化の検査は日本の画像がちゃんと見えなかったようですが、
石灰化が増えているとの記載があり(機械の差かもしれないがと書いてあります)stereotactic biopsyをするとのことです。
いくつか左胸にエコー画像上で見えるしこりがあるようですが、その中で一つ、
0.4×0.3×0.3cm mass with peripheral vascularity and
shadowingは、石灰化のbiopsyの結果によっては生検することになるようです。
電話では典型的なガンの様相ではないしこりだとは言っていました。
時間がかかるので一気にこれも生検してもらいたいなと思うのですが、そうもいきません。

検査結果にはこのしこりのほかに、oval circumscribed 7mm
complicated cyst, hypoechoic 0.5×0.5×0.3cm mass, cluster of microcysts (一部分に) No mass corresponding to the cluster of calcifications is seen との記載があります。

先生が確定診断でといわれた生検はマンモトーム生検ですが、これからやろうとしているものは別の種類の生検のような気がして、これらで確定診断をするには十分なのでしょうか?来月頭に予約なので結果が出たあとでの帰国になるのですが、結果にかかわらずやはりマンモトーム生検を日本でやっておいた方がいいのでしょうか?

よろしくお願いします。

 

田澤先生から 【回答4】

こんにちは。田澤です。

右マスは「超音波ガイド下」バネ式針生検
左石灰化はステレオガイド下マンモトーム生検
 をすることになったのですね。

「来月頭に予約なので結果が出たあとでの帰国になるのですが、結果にかかわらずやはりマンモトーム生検を日本でやっておいた方がいいのでしょうか?」
⇒病理組織検査結果次第です。

 その結果によっては「確定診断として不十分ならば」マンモトーム生検を日本で行う(右は超音波ガイド下マンモトーム生検を 左はステレオガイド下マンモトーム生検を)ようにしてもいいでしょう。

 
 

 

質問者様から 【質問5】

こんにちは 田澤先生
来月あたまに先生に診ていただく予定になっているのですが、検査結果がいろいろと出てきましたので再度質問させていただきます。
受診予定を変えないといけない可能性も出てきました。

この間の針生検の結果、左胸の石灰化は非浸潤性乳癌であると言われました。

その後造影剤投与でMRIをとり、今日また針生検をするので予約を入れると言われました。

本当は来週には外科医からどういう術式になるのか話を聞く予定になっていたのですが、生検が交渉しても2週間後の予約が一番早いというので、それから外科医のアポを取るとなるので、全容がわかるまでにこれから一か月はかかります。

ガンはそうすぐには進まないと聞いていても、やはり最初に検診で引っかかってから8か月たっているので、すべて2、3週間待ちで事が進むことにいら立ってしまいます。

先生のホームぺージの情報でこういう可能性があることは先にわかっていたので悲しみより、早くに見つかってよかったと思えました。
ありがとうございます。

生検ですが、両胸ともばね式針生検です。

右胸のしこりは4サンプルとり良性であるが、増大している事を考えると摘出すべきかは外科医の判断しだいとの事でした。
そのままレポートを載せます。

(生検)Sections show a fibroepithelial lesion with a periductal pattern and cellular fibrous stroma. There is no stromal overgrowth or atypia. The findings are consistent with fibroadenoma with cellular stroma. -
--(1 o’clock radius 2 cm from the nipple)
(MRI)the mass is seen on MRI but not further characterized.

左胸の石灰化は4サンプルとり非浸潤性乳癌です。
(取った場所は5mm
のmicrocalcifications in the left upper inner quadrant posteriorly :
indeterminate in appearance )

(生検)Sections show in 2 cores showing a total of 3 ducts with solid duct carcinoma in situ greade2/3.
This is associated with calcifications and focal necrosis. There are also stromal calcifications.
There is no definite evidence of invasion but there are few small loose fragments of malignant cells without stroma to assess for the presence or absence of invasion.
(MRI)
1.there is no MRI correlate to the left calcifications biopsided as DCIS.
2.The left 1/2 and 2o’clock mass seen on ultrasound were NOT correlated on MRI. As per the prior ultrasound report, recommend ultrasound guided core biopsy of the shadowing mass at 2 o’clock position, 3cm away from the nipple , measuring 4mm×3mm×3mm 3.There are left medial and lower outer masses and a lower outer focus of enhancement, nonspecific but likely benign. Recommend secound look ultrasound, and if not seen then 6 months MRI follow up.

そのほか、MRIの結果にDifficult MRI due to marked background parenchymal
enhancement書いてありました。
月経5目に取った画像です。
あと、脇のリンパには異常は見られなかったようです。

質問は、今回、先生に右胸のしこりの局所摘出、左胸のマンモトーム生検をお願いしているのですが、この場合、日本でマンモトーム生検で確認した方がいいものなのでしょうか?
MRIではDCISが見られなかったとのことですが、これはどういう事なのでしょうか?全体的にMRIの画像が見ずらいようですがこれも関係するのでしょうか?今回のMRIは広がりを見るのと、私の胸がdenseなのでもしかして他に見逃しがあるかもしれないからとると言われていました。

もしマンモトーム生検が必要であれば、これから新たにする針生検は予約日の1週間前にする予定なのですが、やっておいても大丈夫なのでしょうか?

そのほかMRIではみえなかったエコーでは確認できるしこり、生検結果がガンとなることもあるのでしょうか?ガンならMRIで見えると思っていたのですが、造影剤も入れていますし。

また、エコーで再度チェックして大丈夫であれば半年後のMRIでフォローアップする箇所があるのですが、MRIでフォローアップする事は普通なのでしょうか?たぶん良性であろうと言っていますが、それならエコーでフォローアップでいいのでは?と疑問に思いました。

いずれにせよDCISのオペをすべきという事であれば全摘、部分摘出にせよやはり先生にお願いしたいと思っています。

部分摘出であれば放射線治療が絶対とは聞いていますが、これを終えるまで日本に滞在はできないのでOPE後の治療はこちらに戻ってきてから行うという形になるのですが、それでも大丈夫でしょうか?OPE後2週間目の受診までは滞在できるようにしようと思っています。

最後に、もし入院が必要なOPEの場合、同じ週に受診とOPEは可能なのでしょうか?
必要な検査や、こちらで出ている検査結果の確認などがあるのでそういうわけにもいかないのでは?とは思うのですが。

それによって、OPEの時に全部一気にまとめて日本に行くのか、一旦予定通り準備を兼ねて先生に診ていただいて、OPEの時に再度行くという形をとるのか、今後の予定を考える上でどのようなスケジュールになるのかを教えていただけたらと思います。

長くなりましたがよろしくお願いします。

 

田澤先生から 【回答5】

こんにちは。田澤です。

了解しました。
左は非浸潤癌の診断がついている(ステレオガイド下マンモトームではないようですが、石灰化の部分を間違いなくバネ式でヒットしているということですね)のであれば、当院で「ステレオガイド下マンモトーム生検を行う」必要はありません。
また、右は「予定通り摘出」してもいいと思います。

つまり予定通り外来受診して、診察+術前検査  、局麻下に⇒摘出
  そして「次の帰国時に」(左の)全麻下の手術

これでいいと思います。





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