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発熱性好中球減少症

[管理番号:953]
性別:女性
年齢:65歳
田澤先生、回答数制限付の中、迅速なお返事ありがとうございました。
抗がん剤の効果と副作用とのバランスにとても悩まされるところです。
例え、抗がん剤中であっても、人間としての生活を送れないような状態になってしまうのはあまりにも辛いかなと思うのです…。
主治医はやはり今回の症状(39,3℃、白血球1300)
から、予防注射投与もしつつ、少し減量しましょう。とのこと。
減量投与でリスクは?と訊ねると「白血病じゃないし、予防治療だし、標準量と減量時の比較はないしそんな変わらん」とのお話でした。
とりあえず2クール目は主治医に従い頑張ってみようと思ってます。
田澤先生、例えば2クール目は今回の予定入院の沙汰にならず越えられたら、3クール目をまた標準量に戻すというのはあり得るのでしょうか?
少し調べると、100%→80%→90%→90%のような例がありましたが…。
1期とは言え、TNなので、なんとかなんとかこの治療はやりきりたいです。
しかし、標準治療をやりきれないことで、すごく不安になってきてしまいました。。
アドバイスありましたら、是非お聞かせください。
 

田澤先生からの回答

 こんにちは。田澤です。
 「39.3℃」「白血球1300」という数字自体は、それ程ではないですが(熱は持続時間にもよります)、「症状や年齢を考慮して」次回から減量投与と言う判断は妥当だとは思います。

回答

「例えば2クール目は今回の予定入院の沙汰にならず越えられたら、3クール目をまた標準量に戻すというのはあり得るのでしょうか?」
⇒大丈夫です。
 「減量」したら思ったより楽だったので「元に戻す」と言う事は、良くあることです。
 しかも今回は「そもそも、ペグフィルグラスチムを行えば、減量が不要」の可能性さえあるので、尚更です。
 2回目の副作用を見てから「十分けんとうされるべき」ものです。
 
「アドバイスありましたら、是非お聞かせください」
⇒今回は「減量やむなし」だと思いますが…
 きっちりと副作用対策をして望むべきです。
 そして「発熱性好中球減少症がなく、副作用の程度が軽い」ならば3回目から「100%に戻す」ことを目標にしましょう。