乳がんプラザ|乳がんの手術は江戸川病院・東京


[管理番号:5555]
性別:女性
年齢:51歳

田澤先生

ご相談申し上げます。

左乳房(のC領域)にマンモーグラフィーで局所的な僅かな石灰化を2年前から指摘されていましたが、エコーではしこりは確認されず、1年、半年と経過観察をしておりました。

今年に入り、石灰化の数増加が確認されたのでマンモトームを実施し、病理結果は、DClSでした。

手術前検査の造影剤を使ったMRIの広がり診断では、以下の所見:異常造影増強効果として指摘できる病変はない。

D領域に大部分がT1WI,T2WI低信号、辺縁にわずかにT1WI高信号を示す病変を認め、生検後変化と思われる。

部分切除が妥当の判断で、9月末に部分切除を受けました。

?病理診断の所見;?
Brest Ductal carcinoma in situ, ly0,v0,surgical margin(see description)
別図に示す通り、小型でN/C比の増大した異型細胞が、篩状から充実性に乳管内で増殖する径2mmまでの病変が観察されます。
これらの病変の一部は生検痕の近傍に存在しています。

生検標本からDCISと診断します。
切除縁は、標本3で剥離面のごく近傍にDCISを認め、露出の可能性は否定できません。

執刀医のコメントは、スライスした生検標本の病変が、つながっていない、ぽつぽつ存在しているので、
切除した先にもある可能性はあるが、画像診断では写らないので、広がりを手術前に把握するには限界がある。
再切除はしないで放射線治療に進むとのご提案でした。

そのときは、露出の深刻度を把握してなかったため、提案を拒否することもなく、放射線の担当医の予約をとり、帰宅しました。

改めて、情報収集して、断面露出について、ご相談する次第です。

ガイドラインでは、陰性になるまでの再切除がB推奨されていますので、提案された治療は、ガイドラインからは逸脱しているような気がします。

断面陽性と比較すると、断面露出の再発率は、格段に大きいと思いますが、このまま担当医の提案通り放射線治療に進んでも問題ありませんか。

担当医は、切除した場所からかなり離れたところにも、ちいちゃな石灰化もすこし気になると指摘していました。
そのことも頭にあり、今は、全摘出でも構わないと覚悟はできています。

再発率が3年以内に50%以上とかであるなら、放射線のブーストを追加しようと、意味のない治療のような気がしています。

私は、放射線治療はやめて、100%治癒の全摘で再度、担当医に相談しようと考えておりますが、田澤先生は、どうご判断されますでしょうか。

よろしくお願い申し上げます。

 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

「このまま担当医の提案通り放射線治療に進んでも問題ありませんか。」
⇒考え方次第です。

 安全性を優先すれば、(当然)「再切除すべき」です。

「再発率が3年以内に50%以上とかであるなら」
⇒さすがに、そんなに高くはないでしょう。(そんな診療は成り立ちません。
 それを前提としているのは「ラジオ波」とか「凍結療法」くらいです)

「100%治癒の全摘で再度、担当医に相談しようと考えておりますが、田澤先生は、どうご判断されますでしょうか。」
⇒それが最も安全な治療であることは間違いありません。





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