乳がんプラザ|乳がんの手術は江戸川病院・東京


[管理番号:412]
性別:女性
年齢:41歳

2月くらいから、胸の上部や脇が不定期にうずくことがありました。

4月上旬乳がん健診を受けました。
触診→異常なし、マンモ→異常なし、超音波→左乳房外側上部乳腺遷移選手疑(5×2mm)、右乳房、左乳房外側上部→乳腺嚢胞疑(各3mm)、腫瘍マーカーCA15-3 27(基準値25)でした。

腫瘍マーカーにひっかかり精密検査となり、画像から乳腺は問題ないから婦人科に念のために行くようにいわれました。

4月中頃、婦人科を受診し、問題ありませんでしたが、胸の不快感があるなら乳腺外科をあらためて受診するようにいわれました。

5月中頃、乳腺外科で改めて受診しました。
触診→異常なし、マンモ→異常なし、超音波→7mmのしこりがあり、形が丸くガンの疑いがあるので、MRI(造影)、マンモトーム生検を受けることになりました。右胸外側上部、わきの下あたりです。また腫瘍マーカーは乳腺症か元々の体質によるもので、このしこりは関係ないだろうとのことでした。

初回の健診での超音波では見落とされていたことになりますが、マンモで発見されず、超音波でのみ見えるのはどういう場合でしょうか?早期発見と言えるのでしょうか?脇の下とかリンパ節、転移など悪いことばかり想像して不安です。

よろしくお願いいたします。
(2015年5月の質問)

 

田澤先生からの回答

 こんにちは。田澤です。
 「超音波で発見されたしこり」ですね。
 これは超音波とマンモグラフィーの特徴が良く表れています。

超音波とマンモグラフィーの特徴

  1. 超音波はマンモグラフィーよりも「小さな腫瘍」を見つける面では圧倒的に優れています。
     ザックリ言うと「超音波では3mmの腫瘍でも見つけられます」が、「マンモグラフィーでは1cm以上無ければ、よく写らない」
     

  2. 超音波は「術者の技量」により、「診断能に格段の違い」が出る(マンモグラフィーは誰が撮っても、それを誰が見ても殆ど変わらない)
     つまり、「超音波検診」では「小さいものが見つかる可能性がある」かわりに、「見逃しも非常に多い」のです。
     ⇒「マンモグラフィーはどこで受けてもいい」ですが、「超音波は是非、信頼のできる医師に行ってもらうべき」なのです。

◎トップページの「皆が気になる質問」シリーズの「マンモグラフィーとエコー何が違うの?どちらがいいの?」を是非参照してください。
 

回答

「初回の健診での超音波では見落とされていたことになります」
⇒上記のとおりです。

 超音波は「上手な医師」であれば「小さな腫瘍も解り、大変理想的な検査」なのですが、一方で「技量に差」があるため、「見逃しもザラ」なのです。
 

「マンモで発見されず、超音波でのみ見えるのはどういう場合でしょうか?」
⇒「7mmのしこり」であれば、当然の事です。(超音波では3mm以上でも解りますが、マンモグラフィーでは1cm以上、時には2cmでも解らないことがあります)

 マンモグラフィーでは見えなくて、超音波では見える、典型的な例と言えます。
 

「早期発見と言えるのでしょうか?」
⇒7mmであれば、間違い無く「早期発見」です。(癌だったらの話ですが… まだ組織診していないですよね。)
絶対に心配はありません。
 

「脇の下とかリンパ節、転移など悪いことばかり想像して不安です。」
⇒全く心配はありません。
 私の経験を信用してください。
 

◎「腫瘍マーカーは乳腺症か元々の体質によるもので、このしこりは関係ないだろう]
まさに同意見です。
・CA15-3 が27というのは、間違い無く「もともとの体質」です。
・「7mmの癌」で「腫瘍マーカーが上がる事はない」ことは私が断言します。

 
 

 

質問者様から 【感想2】

田澤先生、前回のご回答ありがとうございました。
その後の検査結果で良性との確定診断がでてほっとしています。ガンの疑いで不安で落ちこむ中、こちらのサイトの情報に助けられたので、私の状況も参考のため報告させていただきます。

超音波エラストグラフィで青くて丸い、境界が不明瞭な7mmのしこりが見つかり悪性が疑われました。1週間後にMRI造影検査、さらに1週間後に超音波ガイドによる針生検を行い、8カ所サンプルを採取しました。この採取でしこりはほとんどとれてなくなりました。

生検の診断結果、がん細胞は見つからず、線維腺腫か葉状腫瘍で良性のしこりだろうとのことでした。MRIの結果は、しこりが白く映っているものの悪性ほど白くなく、造影剤をいれてからある程度時間が経過してから白くなっていること、他に広がっている様子もないことから、生検の結果も踏まえて、良性と考えて問題ないだろうと判断されました。一応、半年後に超音波で経過を見る事になっています。

超音波で悪性が疑われても良性の場合もあり得るといわれました。とはいえ、疑わしいしこりを放置せず、生検ではっきり確定できたのはよかったと思います。

当初の懸念であった腫瘍マーカーも、しこりが悪性でないなら、ますます乳がんと関係なく、基準値はあくまでも正常の95%の人が入る値であり、当日の体調や体内の水分濃度の問題等で、やはり体質的なものと考えてよいとのことでした。乳がんでないならば、CT検査等でガン細胞を全身から探さないと安心できないのかと思ってましたが、CA15-3は乳がんに特有で他の臓器はあまり関係ないとのことなので、乳がんが否定された今はもう気にするのをやめました。また、2月からあった乳房痛も元々しこりのせいで痛んだとは考えられないので乳腺症だろうとの判断で治療の必要はなしです。(現在、痛みは感じなくなりました。)

今回、ガンの疑いから確定診断まで4週間かかりました。その間はつらく不安でしたが、逆に乳がん関係の書籍を読み情報を収集し、できるだけ正確な知識を深めて心の準備をする時間となりました。また食事や運動など健康的な生活へと見直すきっかけにもなりました。

そして何よりこちらのサイトと先生にいただいた言葉が心の支えとなり色々と勉強になりました。本当に感謝しています。ありがとうございました。





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