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CTで対側も?

[管理番号:1226]
性別:女性
年齢:41歳
 
 

質問者様の別の質問

質問が新たな内容のため、別の管理番号としました。
質問者様の別の質問は下記をクリックしてください。
管理番号:873「乳がんの疑い

 
 
お忙しい所 回答して頂きありがとうございます。
また質問させていただきます。
実は先週の金曜日に病院から連絡があり、CTの結果が先に出たのですが反対側の左乳
房にも
気になる所が有るのでシルバーウィーク明けの24日に来院して下さい…と言われました…
エコーと、もしかしたら針生検も…との事でまたまたショックで立ち直れません…
右乳房全摘をやっと受け入れる覚悟が出来たのに、左にも転移なのか別物なのか…も
う治療もしたくなくなりました…。
こんな事って有るのでしょうか?もし左のも癌だったら転移の確立は大きいですか?
自分で触ってしこりの様なものは無いんです。マンモでも左は何も言われなかったんです。
主治医の先生はエコーを見たいと言っていました。
MRIとPET検査は終わりました。もしかしたら、24日に全ての結果が言われるかと思います。
結果が出ましたら、またQ&Aにメールしてもいいでしょうか。
いつも不安ばかりの内容ですみません。
田澤先生の回答は、乳がんに対しての自分の知識の無さがわかり、凄く勉強になります。
そして、知識が有ると病気と戦う勇気が出てきますね!
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
「両側乳癌の可能性」ですか。
お気持ち、お察しします。
ただ、ここで強調したいのは、
『乳腺に転移する事は100%ありえない』ということです。
もしも「左が乳癌だったら」それは「同時性両側乳癌」といい、「たまたま、同時期
に左右の乳腺に癌が見つかった」という偶然に過ぎず、『絶対に転移ではない』のです。
乳腺は「左右の乳腺は全く無関係」です。

回答

「左にも転移なのか別物なのか」
⇒冒頭にもコメントしましたが、
 (万が一、癌だとしても)「別物」です。 転移はありえないのです。
 
「シルバーウィーク明けの24日に来院して下さい…と言われました… エコーと、も
しかしたら針生検も…との事でまたまたショック」
⇒質問者の「ショック」は良く解りますが…
 「気になる所見があれば」連休明けすぐに「呼びだし」そして(必要なら)「その
日のうちに針生検」:これこそ東北公○病院の「最短距離の診療の真骨頂」です。私
の原点なのです。
 
「もし左のも癌だったら転移の確立は大きいですか?」
⇒絶対に「転移では無い」です。
 その場合には「左右別々の癌」(がたまたま同時期にみつかった)ということにな
ります。
 
「結果が出ましたら、またQ&Aにメールしてもいいでしょうか」
⇒勿論メールしてください。
 東北公○病院の診療は私の原点ですから、おそらく「診療方針に異を感じる事はな
さそう」に思います。
 何でも聞いてください。
 
 

 

質問者様から 【質問2】

Q&Aの再開の日に回答頂きありがとうございます。
反対側乳房の診察に行って来ました。CTで所見有りとの事で、MRIでは それらしい物
は無いと言われました。
エコーで確認し[みず]の様だけど この際はっきりさせようと言われ、右の癌に
行った針生検とは違う(?)局所麻酔せずに針生検をしました。[みず]と言われ癌では
ないんだと少し安心しましたが、まだ確定ではないので不安もあります。
[みず]=嚢胞ですか?
また、抜かなくても良いのでしょうか。
PETの結果はまだ出てませんでした。来週検査結果と治療・入院の説明を聞きに行きます。
また ご報告出来ればと思います。
 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。
「CTでの所見」は「MRIでは不明」で「超音波では水(のう胞)」所見だったのですね。
まずは何よりです。

回答

「針生検とは違う(?)局所麻酔せずに針生検をしました」
⇒麻酔無であれば(針生検ではなく)細胞診でしょう。
 
「[みず]=嚢胞ですか?また、抜かなくても良いのでしょうか」
⇒嚢胞だと思います。
 「嚢胞」だと解れば「再度抜く」必要はありません。
 
 

 

質問者様から 【質問3】

おはようございます。以前 CTで反対側にも所見が有り…という質問をさせてもらった者です。随分時間が過ぎてしまいが、手術が終わりましたので ご報告とお礼をさせてください。
東北公○病院にて右側全摘出と左側乳腺腫瘍を摘出しました。CTで見つかった左側腫瘍は、細胞診の結果 グレーと診断され、悪性を考えての摘出となりました。悪性の場合でも、右と左は別々だからと言われ手術にのぞみました。
先週 退院したばかりなので、まだ病理検査結果は出ていませんが、入院中からホルモン剤を服用しています。
(5年間と言われました) 手術後の家族への説明では、右側は術前検査の広がり通り石灰化が右乳房の上半分に広く全て摘出し 腫瘍は7㎜との事、左側は3㎜で見た感じ良性っぽいけど病理に回します。との説明だったようです。
結果しだいで抗がん剤が有るかもしれないので、まだまだ不安は有りますが、入院中も田澤先生のQ&Aを拝見し勇気を貰っていました。
偶然ですが、同じ病室の方が田澤先生のブログを見ていらして、同じく勇気・希望(死なないんだ)と前向きに考えられる様になったと仰っていました!
本当に先生のブログにたどり着いて良かったと思っています。
ありがとうございました。
また不安に思った事が有りましたら 質問させて頂きます。宜しくお願い致します。
 

田澤先生から 【回答3】

こんにちは。田澤です。
手術が無事終わって良かったですね。
左も気になるところですが、右は腫瘍径7mmとの事。
十分な早期です。
記載がありませんが、センチネルリンパ節生検は陰性だったのでしょう。
前向きに治療へ向ってください。
 
 

 

質問者様から 【質問4】

おはようございます。またまた時間が経ちましたが、やっと病理結果がでました。
左の乳腺腫瘍がなかなか出なかったようですが良性と診断されました。
右に関しては、腫瘍径0.7㎝+広汎な病変 組織型:硬癌 リンパ節転移:0 ER:100% PR:100% HER2:1+ 悪性度:グレード2 ki67:28.1% 脈管侵襲:なし 断端の状態:陰性
との結果から、先生から抗がん剤はやらなくても大丈夫です と言われました。
自分としては、硬癌(スキルス)・ki67も少し高めじゃない…と思ってしまいましたが、
抗がん剤はやりたくなかったので説明を聞き納得して帰って来ました。
今後はタモキシフェン5年間 服用し、5年経過するまでは3ヶ月毎の通院となりました。
この先、転移や再発がなきにしもあらずなので気長に付き合って行こうと思います。
 

田澤先生から 【回答4】

こんにちは。田澤です。
pT1b(7mm), pN0, luminal type
十分な早期乳癌です。
左も良かったですね。
「硬癌」は気にする必要はありません。
「Ki67=28.1%」は決して高い値ではありません。