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母親の治療方針の誤りかもしれない件について

[管理番号:5924]
性別:女性
年齢:62歳
田澤篤先生、はじめまして。
田澤先生にお伺いしたいことがあります。
今、手元に資料がないので情報が足りないと思うのですが、もしよろしければお願いします。
昨年11月に母親(年齢62)が乳ガンと診断されました。
今、私が分かっている情報だと、平成29年ぐらいからしこりはあったみたいですが痛みもなく、でも不安になり病院に検査をしに行ったのが昨年10月と聞きました。
母親はステージⅡしこりの大きさ2.8mmの浸潤性のトリプルネガティブ乳がん(左乳房)で、ホルモン剤効かないタイプ、リンパ転移、他の臓器転移なし、AC4回とドセタキセル4回という抗がん剤投与を3週間おきに1回ずつ投与していくと聞いています。
他の方みたいに数値や情報が少なく本当に申し訳ないです。
田澤先生のコラムがあることを知らず、コラムを拝見させていただく前に治療方法を決めてしまってたので、今となっては後悔しかないのですが、母親自身も全摘出を考えているんですが、担当の先生から「抗がん剤も手術もしないといけないけど、抗がん剤は術前でも術後でもどちらでも大丈夫ですよ」と言われ、術前抗がん剤をしてからの手術という治療方針にしてしまいました。
ここで田澤先生のコラムを拝見させていただいてて「なぜ先に手術をしないのですか?」というお返事を見てると誤った治療方針にしてしまったのではないかと何ともない言えない気持ちになります。
もう今さら治療方針は変えていただけないと思いますので、このまま抗がん剤を投与し続けて、手術で全摘出ということになると思うのですが、術前抗がん剤をした場合には、手術後の抗がん剤は投与しないのでしょうか?
ちなみに昨年11月(下旬)日に1週間入院で投与してもらい、本日2回目の抗がん剤投与日です。
白血球の数値も前回の47→45に下がってたものの、投与しに行ってる最中です。
正直な話、術前抗がん剤はほぼ意味がないという感じなのでしょうか?
田澤先生なら間違いなく「術前でも術後でも大丈夫ですよ」とは仰られないということですよね。
抗がん剤投与は本日2回目で、手術もまだしてないですが、結局今回のこの選択が転移する原因になったり、何らかの原因で不幸を招く決断をしたのではないかと不安でたまりません。
情報が少なすぎますので、指摘してくだされば調べて解る範囲で書かせていただきます。
どうか田澤先生のアドバイスなどを現状解る範囲で教えていただければと思いメールさせていただきました。
乱文失礼致しました。
ご多忙のところ大変恐縮ですが、お返事いただければ幸いです。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
事実だけを記載します。
1.抗癌剤は「術前に行っても、術後に行っても予後は同じ」
2.抗癌剤は必ず効くとは限らず、(もしも効かなかった場合には)病状が進行して(もともとは手術可能だった人が)「手術不能状態に追い込まれるリスクがある」
以上により、術前抗がん剤の適応は(現状、大きくて温存ができない状況で)「何とか小さくして温存手術にしたい」場合のみなのです。
「正直な話、術前抗がん剤はほぼ意味がないという感じなのでしょうか?」
⇒何か、誤解していますね。
 「術前に行う」理由がないということです。
 ★どうせ(小さくなっても)全摘するのであれば(敢えて、抗癌剤が効かなかった場合に手術不能となるリスクを冒してまで術前に行う)理由がないということです。
  予後(再発防止効果)は同じなのに、「敢えて、手術不能となるリスクを冒す」必要がありますか??
「結局今回のこの選択が転移する原因になったり、何らかの原因で不幸を招く決断をしたのではないかと不安でたまりません。」
⇒簡単な話です。
 主治医が「術前抗がん剤はリスクを伴う」という意識をもって、「きちんと抗癌剤の効果があるのか、自分自身で超音波を3週間に1回行う事!」
 それをすれば、(万が一効果がなくて病状が悪化しても)「致命傷となる前に、
(抗癌剤を中止して)手術を行う」ことができるのです。
 ○それを怠り「漫然と術前抗がん剤を行う」ようなことがないように「主治医がきちんとするように」注意(監視)していればいいのです。
 
 
 

 

質問者様から 【質問2 母親の治療方針の誤りかもしれない件について 】

性別:女性
年齢:62歳
田澤先生、こんばんは。
前回質問させていただきました、【管理番号5924】の者です。
前回分かりやすくお返事くださり、本当にありがとうございました。
再度質問申し訳ないです。
前回の質問の数字を訂正させていただきたいのですが、しこりの大きさ2.8mmじゃなくて、2.8cmの間違いでした。
この2.8cmはやはり早期発見ではないのでしょうか?
田澤先生の回答を拝見させていただいてると母が全摘出を望んでる以上術前投与は、
後々手術不能になる可能性を考えたら、やはり治療方針を誤ってしまったんですね。
田澤先生が最後に「漫然と術前抗がん剤を行う」ようなことがないように「主治医がきちんとするように」注意(監視)していればいいのです。
」と、仰ってくださったように、母の担当の先生がきっちり診てくださり、母もきちんと注視してたらいいと言うことでしょうか?
田澤先生の回答見て母に確認したんですが、抗がん剤投与1回目も2回目も超音波はされなかったみたいです。
しこりその物を目で確認し、触診されただけで終わってるみたいなんですが、これは、やはり母が自分から3ヶ月毎の抗がん剤投与前の採血の診察のときに「超音波してください」と、担当の先生に言うしかないのでしょうか?
何か「この患者私の診察に意見するんですか?」という風な感じに思われないものなんでしょうか?
それとネットでは正確なことが分からないので、田澤先生に教えていただきたいです。
なぜトリプルネガティブ乳がんが「予後が悪い」や「早期の再発が多い」や「再発の可能性が高い」と言われているのは本当なのでしょうか?
また田澤先生が仰ってくださったように「万が一効果がない場合は「(抗癌剤を中止して)手術に切り替えましょう」という話は担当の先生から聞いたみたいですが、
目で見て、触診のみでわかるものなのでしょうか?
毎回質問ばかりで申し訳ないです。
乱文失礼致しました。
お忙しいところ大変恐縮ですが、お返事いただければ幸いです。
 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。
事実だけを記載します。
①2.8cmの乳癌は実質早期です。
②トリプルネガティブを悪者扱いしないようにしましょう。
 ★よく考えてもらえばいいのですが…
  トリプルネガティブとは、(現在、分類に用いているER, PgR, HER2)の全てが陰性であるものの集まりというだけです。
  人間に例えるなら、
   1.プロサッカー選手
   2.NBAの選手
   3.(プロでは無いが)オリンピックで100m走に出場する選手
   4.(上記1~3のどれも満たさない)人
  トリプルネガティブとは上記の4のようなものです。
   1~3は「運動が得意そう!」とイメージできますよね?
   それでは4は?
    ・4の中には「百獣の王、武井壮」や「MBAに行った大谷翔平」も入っているし、(一般の)「運動音痴」も当然入っています。
   何となくイメージできましたか?
   「トリプルネガティブとはは○○だ!」という議論そのものが「馬鹿げている」のです。
  ★それでは「何のための」分類なのか?
    答えはシンプルです。
    (現在、有効性が解っている)「治療法が効くのか(適応があるのか?)」というための分類なのです。
     ルミナールタイプは「ホルモン療法が効くから、ホルモン療法をしましょう。」
     HER2タイプは「抗HER2療法が効くから、抗HER2療法をしましょう。」
     トリプルネガティブは「上記どちらにも効果が期待できないから、(普通の)抗癌剤をしましょう。」
     そのためにあるのです。「○○の予後は○○だ!」という議論自体馬鹿馬鹿しい。
  ★★ 将来、(ホルモン療法や抗HER2療法が廃れて)「何にでも凄い効果が有る薬剤(薬剤とは限りませんが)が出現したら?」⇒上記分類は無意味となるのです。(治療法に無関係な分類に意味はありません)
③術前抗がん剤が持つリスクを認識せずに(漫然と)術前抗がん剤を行うべきではありません。
 
 

 

質問者様から 【質問3 母親の治療方針の誤りかもしれない件について】

性別:女性
年齢62歳
田澤先生、こんばんは。
前回、前々回に引き続き質問させていただきます【管理番号5924】の者です。
分かりやすくお返事くださり、本当にありがとうございます。
「2.8cmの乳癌は実質早期です」というお言葉にちょっとだけ安心しました。
このまま抗がん剤も効果ないのではないかと思っていました。
ですが、やはり田澤先生が仰られてる「なぜ先に手術をしないのか?」というお言葉に今も胸が締め付けられるのと後悔だけが残ります。
「術前抗がん剤が持つリスクを認識せずに(漫然と)術前抗がん剤を行うべきではありません。」と仰られましたが、抗がん剤治療中に、今すぐ手術に治療法変更ということはできるものなのでしょうか?
また抗がん剤治療が仮に上手くいってるとしても、手術に即変更はあり得ることなのでしょうか?
田澤先生なら今すぐ抗がん剤治療を中止して、手術に変更なさいますか?
もし抗がん剤治療を今更中止等できない場合は、担当の先生に注視していただいてて、手術に変更すれば根治する可能性は十分ありますか?
不安で馬鹿げている質問ばかりで申し訳ありません。
お忙しいところ大変恐縮ですが、お返事いただければ幸いです。
 

田澤先生から 【回答3】

こんにちは。田澤です。
「抗がん剤治療中に、今すぐ手術に治療法変更ということはできるものなのでしょうか?」
⇒「今すぐ」にはできません。
 抗癌剤が何故「3週間に1回」だと思いますか?
 それは(抗癌剤をして)「そこから回復するまでに3週間かかる」からなのです。
 つまり、「腫瘍が大きくなっているから、手術に変更しなくては!」という状況となっても(抗癌剤投与から)「3週間以上は空ける必要がある」のです。
「田澤先生なら今すぐ抗がん剤治療を中止して、手術に変更なさいますか?」
⇒前回、回答したように…
 抗癌剤は「術前に行っても、術後に行っても予後は同じ」なのです。
 それは(逆に言えば)「術前に行っても良い」と言う意味にもなります。(解りますね?)
 ただ、(何度もいうように)「効果が無い場合に手遅れにならないように、担当医が注視」すれば(大事には)至らないのです。
「もし抗がん剤治療を今更中止等できない場合は、担当の先生に注視していただいてて、手術に変更すれば根治する可能性は十分ありますか?」
⇒そういうことです。
 
 

 

質問者様から 【質問4 母親の治療方針の誤りかもしれない件について】

性別:女性
年齢:62歳
田澤先生、こんばんは!
前回も噛み砕いて解りやすく教えてくださ
り、本当にありがとうございます。
引き続き質問させていただきます【管理番号5924】の者です。
母が本日2月(上旬)日(〇)3回目の抗がん剤投与してきました。
田澤先生、いきなりで申し訳ないのですが、抗がん剤の色が赤色の物もあるんでしょうか?
母が前回2回目の抗がん剤投与後、赤い尿
が出たため、血尿かと思い本日先生に聞いて、尿検査をしたところ、「抗がん剤の点滴液の色で尿検査の結果も何もなかったから3回目をしましょう」ということで、本日3回目の抗がん剤投与をしてきたみたいです。
血尿ではないみたいなのですが、この赤色の尿症状は、特になにもないのでしょうか?
この上記の話をしてたときに「入院してもいいけど」と言われたみたいですが、なぜ入院という言葉が先生の口から出てきたのか大変気になりまして、推測できることを教えていただけませんか?
また今回貧血気味と言われたみたいですが、今後の治療に影響などないのでしょうか?
それと今回もエコーはされなかったみたいです。
恐らく田澤先生はされるのでしょうけど、
なぜ担当の先生がエコーされないのかも分かりません。
腫瘍のしこりの目視と抗がん剤投与前の採血で白血球の数値の低下具合とかと同様に数値で分かるからエコーはされないのでしょうか?
次回抗がん剤投与予定が本日より3週間後の2月(下旬)日なんですが、仮に抗がん剤投与後の経過が悪くなくとも、「腫瘍が大きくなっているから、手術に変更しなくては!」という状況になっていなくても、田澤先生が常々「なぜ?先に手術をしないのか?」と仰られてるので、田澤先生は患者に「今更ですが、3週間経ってますので手術に変更できますか?」って聞かれた場合どうなさいますか?
理解したいと思っているのですが、理解できてなくて申し訳ありません。
毎回程度の低い質問で本当にごめんなさい。
田澤先生、ご多忙のところ大変恐縮ですが、お返事いただければ幸いです。
 

田澤先生から 【回答4】

こんにちは。田澤です。
「抗がん剤の色が赤色の物もあるんでしょうか?」
⇒ACをやっていますよね?
 Aはドキソルビシン(アンスラサイクリン系)ですが、アンスラサイクリンは赤いのです。
 ☆今のように強力な吐き気止めが無かった時代(10年以上前)には、患者さんは「赤い色(の点滴)を見るだけで吐いてしまう」と言われたものです。
「血尿ではないみたいなのですが、この赤色の尿症状は、特になにもないのでしょうか?」
⇒ドキソルビシンですね。
「推測できることを教えていただけませんか?」
⇒解りません。
 入院が必要とは「どう考えても」思えません。
「また今回貧血気味と言われたみたいですが、今後の治療に影響などないのでしょうか?」
⇒ありません。
 抗癌剤による骨髄抑制では貧血にはなりません(よほどの長期投与とならない限り)
「数値で分かるからエコーはされないのでしょうか?」
⇒前回、回答したように…
 漫然と「術前化学療法をさせる」ことは止めましょう。
「田澤先生は患者に「今更ですが、3週間経ってますので手術に変更できますか?」って聞かれた場合どうなさいますか?」
⇒手術予定とします。
 ☆私は、術前化学療法をする場合には、「今回、もしも効かなかった場合にはここに入れる」というような「仮押さえ」しながら、行っているので(患者さん側から言われても)手術枠が無いという事はないようにしています。
 
 

 

質問者様から 【質問5 母親の治療方針の誤りかもしれない件について】

性別:女性
年齢:62歳
田澤先生、おはようございます。
前回も噛み砕いて解りやすく教えてくださり、本当にありがとうございます。
何度も申し訳ありません。
引き続き質問させていただきます【管理番号5924】の者です。
田澤先生は、以前「術前抗がん剤が持つリスクを認識せずに(漫然と)術前抗がん剤を行うべきではありません」と仰ってくださいました。
ですが、担当の女の先生からは「どちらでもを先にされても何も変わりません」というようなニュアンスで仰ってたみたいなんですが、田澤先生が仰ってたくださったことを担当の女の先生が解ってくださってるのか、何を思って「どちらを先にされても大丈夫ですよ」って、仰ったのかが解らないです。
今、母と話し合ってるんですが、次回2月(下旬)日の4回目の抗がん剤投与後、担当の先生に「抗がん剤の種類が変わる5回目の抗がん剤投与の前に手術をしていただけますか?」と相談しようと思ってるんですが、
田澤先生はこの私の考えは賛成ということでしょうか?
嫌な顔されたりしないものでしょうか?
【「血尿ではないみたいなのですが、この赤色の尿症状は、特になにもないのでしょうか?」
⇒ドキソルビシンですね。】 ← 以前この質問をさせていただいたんですが、抗がん剤投与後すぐと、1週間後に赤色の尿が出たみたいなんですが、これもドキソルビシンという抗がん剤の副作用のようなものと考えてよろしいのでしょうか?
そういえば、母に【検査結果報告書】を送ってもらったんですが、母の白血球数が
2017年12月には47、2018年1月には45、
2018年2月には30(L)、三度目の抗がん剤投与のときには基準範囲外の数値だったんですが、何か点滴みたいなのをし「抗がん剤しましょか」となったみたいなんですが、あり得ることなのでしょうか?
ヘマトクリットも前々回40.6、前回35.7、今回32.6(L)となってました。
【田澤先生の仰られる「また今回貧血気味と言われたみたいですが、今後の治療に影響などないのでしょうか?」
⇒ありません。
 抗癌剤による骨髄抑制では貧血にはなりません(よほどの長期投与とならない限り)】と、答えてくださいましたが、現状の母の状況とは違いますか?
何度も長文で本当に申し訳ないです。
理解力もなくて、本当にすみません。
田澤先生、ご多忙のところ大変恐縮です。
が、もし良ろしければお返事いただけれると幸いです。
 

田澤先生から 【回答5】

こんにちは。田澤です。
「担当の女の先生からは「どちらでもを先にされても何も変わりません」
⇒これは単純に
 抗癌剤は「術前に行っても、術後に行っても予後は同じ」ということを述べているのでしょう。
 (それ自体は正しいのですが…)
 抗癌剤が効かなかった場合に「手術不能」となったり「新たな転移の可能性」がありうることなど「より細部に対する認識及び説明」が為されるべきです。
「次回2月(下旬)日の4回目の抗がん剤投与後、担当の先生に「抗がん剤の種類が変わる5回目の抗がん剤投与の前に手術をしていただけますか?」と相談」
⇒勿論、問題ありません。
 もしも担当医が渋った場合には、
『「どちらでもを先にされても何も変わりません」と言っているのは、あなたですよ!』
と指摘してあげましょう。
「1週間後に赤色の尿」
⇒これは「出血性膀胱炎」の可能性があるので、次回それがあったら尿検査をするといいでしょう。
「抗癌剤による骨髄抑制では貧血にはなりません(よほどの長期投与とならない限り)】と、答えてくださいましたが、現状の母の状況とは違いますか? 」
⇒勿論、異なります。
 私がいう「余程の長期投与」とは…
 再発治療で行うような「1年以上」投与するケースの事です。
 ★術前術後に行う様な(最長)「半年程度の化学療法」では貧血にはなりません。
 
 

 

質問者様から 【質問6 】

母親の治療方針の誤りかもしれない件について
性別:女性
年齢:62歳
田澤先生、おはようございます。
毎回噛み砕いて解りやすく教えてくださ
り、本当にありがとうございます。
何度も申し訳ありません。
引き続き質問させていただきます【管理番号5924】の者です。
『「抗癌剤が効かなかった場合に「手術不能」となったり「新たな転移の可能性」がありうることなど「より細部に対する認識及び説明」が為されるべきです。』と田澤先生は仰ってくださいましたが、担当の女の先生からは「効かなかった場合には手術しましょう」といった説明以外、他の説明もありませんでしたし、未だに触診と目視のみでエコーもされてないのが不思議でなりません。
「どちらを先に行ってもいいですよと言ってくださったのは先生ですよね?」と言います。
ちなみに、5回目の抗がん剤投与前に治療方針を乳房全摘出手術に変更でき、手術を実際に行えたとしたら、手術後の入院予定期間や再び抗がん剤投与など大まかな流れを一般的に教えていただけないですか?
抗がん剤投与は、手術後にまた5回目からの抗がん剤を投与していくんでしょうか?
【「1週間後に赤色の尿」⇒これは「出血性膀胱炎」の可能性があるので、次回それがあったら尿検査をするといいでしょう。】の件ですが、出血性膀胱炎ですと、例えば抗がん剤投与や手術の予定を組んでも予定通りできないのですか?
前回3回目の抗がん剤投与前にその1週間後に赤い尿がという話を母が担当医に話をして尿検査をして、「尿検査の結果大丈夫だったので3回目の抗がん剤投与、本日しましょう」ということだったみたいです。
3回目投与したってことは、出血性膀胱炎ではなかった、もしくは、何かあるんでしょうか?
「余程の長期投与」の件、分かりました。
毎回毎回同じようなことを何度も申し訳ないです。
田澤先生ご多忙のところ大変恐縮ですが、お返事いただければ幸いです。
 

田澤先生から 【回答6】

こんにちは。田澤です。
「手術後の入院予定期間」
⇒病院により異なります。担当医に聞いてみましょう。
「再び抗がん剤投与など大まかな流れを一般的に教えていただけないですか?
抗がん剤投与は、手術後にまた5回目からの抗がん剤を投与していくんでしょうか?」

⇒術前の続きからです。
 抗癌剤は「術前に行っても、術後に行っても同じ」
 ⇒つまり、「手術をいついれるか?」の違いだけなのです。
   術前に抗癌剤を「全て」行えば、術後には「なし」
   術前に「半分」抗癌剤すれば、術後には「残り半分」
   術前に抗癌剤「しなければ」、術後に抗癌剤を「すべて」
  ★物事はシンプルに考えましょう。
「3回目投与したってことは、出血性膀胱炎ではなかった、もしくは、何かあるんでしょうか?」
⇒そうではなかったということです。