[管理番号:6402]
性別:女性
年齢:42歳

はじめまして。

私は42歳の独身です。

昨年2月にしこりが見つかり、5月に左側全摘、同時再建(インプラント)をしました。

病理結果で
1.1×0.7センチ
浸潤性
リンパ節転移なし
切除断端 陰性
ステージ 1A
悪性度 2
Ki67 20%以下
ホルモン受容体 陽性
HER2 陰性

これまで治療歴が長く(急性リンパ性白血病、上腕骨頭壊死、卵巣嚢腫、子宮筋腫)
うんざりしていたため、5%の違いならと思いホルモン治療はしませんでした。

今年2月に左側の脇にしこりを二つ見つけ、3月にリンパ節郭清手術をしました。

病理結果で
1.8センチ(説明書には書かれず後で聞きました)
リンパ節転移 2/13 皮下腫瘤をひとつとカウントして合計3個
ステージ つけない
悪性度 不明(説明書には書かれず)
Ki67 20%以上
ホルモン受容体 陽性
HER2 陰性

化学療法
タキソール パクリタキセル×12回 + アバスチン とその後でホルモン治療をすすめられました。

症例が少ないため治療の成果のパーセンテージはわからないとのことでした。

アバスチンを使うのはセンチネルの1センチ大の瘢痕のところにガン細胞がよってきていた(?)から
全身にまわっている可能性が高いからとのことでした。

白血病で使ったため、AC療法は不可能でカンファレンスではTC療法と意見がわかれたそうです。

県内一番と言われる病院で親身になって話を聞いていただける主治医なのですが、術後数ヶ月での再発でいろいろ考えることはあり東京の有名な病院にセカンドオピニオンに行きました。

組織的に前回の乳がんと似ており、乳がんの転移として矛盾しない。

リンパ節以外の周囲の皮膚とかにしこりとか転移はないのであれば局所の周辺の皮膚で留まっているという判断。

時々あるが症例が少ないので状況はそれぞれでいろいろ意見は分かれるが、離れたところに転移がなく局所だけならしっかり再発予防をする。

最初に手術をしてリンパ節転移3個があったときと同じ治療をする。

再発率 無治療 50% ?ホルモン治療 30% ?抗がん剤 15%
白血病で使ったアドリアマイシンは使えないのでTC療法をすすめます。

アバスチンは基本的転移再発で使用し、再発を予防する効果は不明で、治りうる状況の時の上乗せ効果は期待できない。

抗がん剤がしっかり入ることが重要です。

今回はリンパ節3個ですが、浸潤能が高そうなので、放射線もやる意義があると思います。

主治医と相談して、先生もTC療法がいいのではないか…(?)ということになり
来週すぐにTC療法をすると返事をしましたが、まだ迷っています。

先生はどうお考えでしょうか?
あとアバスチンを使わないとしたらタキソール単独でも可能なのでしょうか?
タキソール+エンドキサンの方が抗がん剤を組み合わせている分効果も高いかも知れないと
いうのはわかりますが白血病の抗がん剤の副作用でつらい思いをして、ステロイドで上腕骨頭壊死になり命の代償ではありましたがやはりつらい思いは少ない方がいいです。

あと、独身なので生理も戻ってきやす方がいいし(戻ってもホルモン治療をすればもう夢だった子供をもつことは絶望的なのはわかっていますが完全になくなってしまうと思うと心の整理がつきません←年齢的に元から無理なのもわかってますが)
白血病の治療後に少し薄くなった髪も、少しでも生えやすい方がいいです。

恐いのでステロイドもなるべく少ない方がいいです。

主治医に放射線はすすめられていない(壊死のこともあり)ので放射線は自分の意思で
やるつもりは今のところありません。

放射線についてはどうお考えでしょうか?
セカンドオピニオンの病院では抗がん剤の効果が15%ということでしたが、どうお考えでしょうか?

ネットで検索してこのホームページにたどり着き、今回の再発は取り残しだということが改めてわかり
昨年のはただのぬか喜びだったのかと自暴自棄になりました。

今までも、壊死の肩の手術に失敗して後遺症になった経験があり、不信感を感じたことがありときどき白血病の抗がん剤で二次がんになったのでは…?とも思ったりもしてしまいます。

正常な判断ができていないのかも知れませんが治療は来週に迫っています。

先生はどうお考えでしょうか?
教えてください。
よろしくお願いいたします。

 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

「先生はどうお考えでしょうか?」「今回の再発は取り残し」
⇒記載がありませんが(初回手術で)センチネルリンパ節生検が陰性で郭清省略⇒1年で腋窩リンパ節転移であれば、「最初からリンパ節転移があった⇒1年で増大」と考えるのが自然です。
 
 「取り残していたリンパ節(つまり、1年前に腋窩郭清して取るべきだった)を、
摘出しただけ」と考えれば、全身療法(抗癌剤)を加える必要はありません。『今週のコラム 84回目 「初回手術の取り残しを摘出するだけでよい」と言う事なのです。
 ただ、もともとホルモン療法の適応あり(ルミナールA)だったのだから、この機会に「ホルモン療法を開始」でいいでしょう。
 ☆私はご本人が望まない限り、このケースでは抗癌剤は勧めません。(上記理由)

「放射線についてはどうお考えでしょうか?」
⇒きちんと郭清しているのであれば、不要と思います。
 4個以上転移があれば「鎖骨上照射」という考えがありますが、今回はそうでないわけですから。





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