乳がん手術は江戸川病院・東京

[管理番号:5930]
性別:女性
年齢:44歳

田澤先生
こちらで沢山の知識、情報をいただくことができて、
本当に感謝しています。

私は去年7月浸潤性乳管癌の診断のもと右乳房全摘出術を受けました。

センチネルリンパ節生検でリンパ転移が1つ見つかり、
化学療法を受けることとなりました。

最大浸潤径2.2cm
ER(+)PgR(+)HER2(-)
NG:2
ルミナールA
組織波及度 ly(+) f(?)

同8月妊孕性保存希望にて受精卵凍結
 
同9月より化学療法開始でAC4クール終了、現在ドセタキセル4クールの途中です。

もうすぐ抗がん剤治療が終わるため、3か月のインターバルのあとホルモン療法の前に
保存している凍結受精卵で妊活を開始したいと思い、主治医に相談したところ、以下のような説明を受けました。

①今回の抗がん剤の上乗せ効果は、抗がん剤+ホルモン療法で閉経の状態を作ることで
 再発率約20%を約10%に半減させるものである。

 今回ホルモン療法を続けないと抗がん剤による
 再発率減少が5%程度になってしまう
 つまり、妊活のためにホルモンを増やす(活性化)ことは抗がん剤の副次的な効果(ホルモンが少なくなっている)も小さくしてしまう。

 

②再発は術後2年までが、再発全体の8割を占める。

 その2年間にホルモン療法を受けないことは、非常にハイリスク

③現在44歳、妊娠の確率がすでに非常に低い(先生曰く5%程度ではないかと)
 ホルモン治療を1~2年実施したあとの妊娠の確率は
 さらに半分程度になると予測され、いずれにせよ非常に低確率のため
 ある一定期間ホルモン療法を受けてはどうか
 

・・・・・つまり今後1~2年はホルモン療法を優先させたのち妊活が良いとのこと。

③に至っては、言葉が出ません。

私はこちらで、この内容に近い質問に対する田澤先生のご回答をくまなく読ませていただいており、
主治医からも化学療法→妊活→ホルモン療法も選択肢として提案されるものと思っていましたが、それは無く
(高齢で出産経験がないこと、リンパ転移有のため?)
気落ちしています。

田澤先生は化学療法→妊活→ホルモン治療で
問題ないとのご見解を多く示されていますが、
私の状況でこの治療の順序に適さない要因はあると思われますか?

主治医から、ホルモン療法前に妊活をする高齢女性は世界にもあまり例がないと言われましたが、田澤先生のところではめずらしいですか?

ちなみに私の通院する病院は規模が大きく、
これが主治医のドクターひとりの見解ではなく、
数十人いる乳腺科の先生の総意であるとのことでした。

(この相談のため2回通院)
 
主治医からはたとえ数か月でもホルモン治療を
受けてから妊活を開始したほうが良いと提案されました。

類似した質問であることは重々承知で失礼ながらメールしました。

先生のご意見をお伺いしたいです。
何卒よろしくお願い致します。

 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

術後の妊娠出産と治療についてお悩みの方は、管理番号5903『術後の治療と妊娠、出産について』をまずはご一読ください。
⇒但し、メール最後に「類似した質問であることは重々承知で失礼ながらメールしました」とあるので、既読なのかもしれませんね。

「センチネルリンパ節生検でリンパ転移が1つ見つかり、化学療法を受けることとなりました。」
⇒ルミナールAなのに…

 質問者が私に回答を求めても「板挟み」となることになりそうです。
 ただ私は決して、「それらの医師がこう言ったから…」みたいなことには興味を持つ事はありません。

「私の状況でこの治療の順序に適さない要因はあると思われますか?」
⇒ありません。

「主治医から、ホルモン療法前に妊活をする高齢女性は世界にもあまり例がない」
⇒非常に面白い!!

 当院が所属する世界と、彼らのいう「世界」はパラレルワールドのようです。

「田澤先生のところではめずらしいですか?」
⇒普通です。

 乳癌の若年齢化が著しい昨今、同様のケースが非常に増えています。(出産年齢が上昇し、乳癌発症が若年化することで、これらがクロスするようになりました。)
 私は、「妊娠出産がリスクを上げるというエビデンスが無い」以上、(ご本人の希望を無視して)強引に治療をするつもりは「サラサラ」ありません(小池都知事風に)

「ちなみに私の通院する病院は規模が大きく、これが主治医のドクターひとりの見解ではなく、数十人いる乳腺科の先生の総意」
⇒烏合の衆…

 いつまでも「カンファランス」なるものに守られているようでは、(一人一人の)診療能力はあがりません。
 その「烏合の衆」の中で、ご本人を実際に診察した連中は何人いますか??
 
 診察もしていないのに「無責任に意見を押しつけるな!」
 そういうことです。

「主治医からはたとえ数か月でもホルモン治療を受けてから妊活を開始したほうが良い」
⇒「その根拠は?」と、その医師に尋ねれば…

 「カンファレンスの回答だから(俺個人の意見じゃないから、俺にこれ以上聞くな!)」と答えるのでしょう。





「 乳がん Q and A 」直近の更新









サイト内検索

記事や皆様の質問の検索には、「サイト内検索」を使用してください。

例)乳がん しこり
例)脇の下 しこり
例)しこり 痛み
例)線維腺腫 (←誤字に注意)
例)乳腺症

*検索したい文字を正確に入力してください。
「石灰化」で検索したい場合…
(○)石灰化
(×)石灰か *「か」だけ「ひらがな」になっている。
(×)せっかいか *「ひらがな」になっている。



乳がんや乳腺の疾患に関する質問を受け付けています。

乳がんや乳腺の疾患に関する質問はこちらかどうぞ。