乳がんプラザ|乳がんの手術は江戸川病院・東京


[管理番号:3030]
性別:女性
年齢:44歳

田澤先生

いつも拝見させて頂いてます。
丁寧で端的なエキスパートの回答を確認することで
することで、自分の罹った乳がんにいついての知識を深めさせて頂いております。

私は北欧に住んでおり、病理検査なども現地語から訳して理解に手間がかかるのと、治療方針が予算の関係で予めパターンで決まっているので、説明があまりなされません。

私の乳がんは、ステージ1(11mm)浸潤性乳管癌、センチネンタル
リンパ節転移無し(1/1)、静脈浸潤無し、遊離癌細胞なし、metastatic
metastatic size 0.15mm。
 腫瘍外の腋リンパ節拡張子:なし、グ
レード(悪性度)3、ER98%,PR54%,ki-67(MIB-
1) 20%, hers2(c-erbB2) 10%, 1+(negative),
c-rrbB2 ISH Negative です。
切除手術、ドセタキセル×3回、CE
F3回、その後放射全治療を予定しておます。
当方はルミナルBのher2
her2陰性タイプでしょうか?

このタイプの癌の10年再発率と、更には放射線治療を何回受けるのが
妥当か20回でも良いのか、是非お教えて頂けたらと思います。
担当がぶつ切りで異なるので、メインドクターには2か月に1度会うのみです。
当方としては悪性度3が予後の見通しの因子として、気になっているので、何かアドバイスがございましたらお願いします。

 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

pT1c(11mm), pN0(ITC), luminal, NG3
Ki67=20%はグレーゾーンではありますがルミナールAとしてもいいと思います。
私であれば「ホルモン療法単独」とします。
ただグレード3が気になるのであればOncotypeDXを選択するという手もあります。
 

「当方はルミナルBのher2陰性タイプでしょうか?」
⇒ルミナールAでいいと思います。
 

「このタイプの癌の10年再発率」
⇒提示されている治療を全て行えば10%となります。
 

「更には放射線治療を何回受けるのが妥当妥当か20回でも良いのか、是非お教えて頂けたらと思います。」
⇒通常の25回です。

 寡分割照射の適応は50歳以上なので「年齢で該当」しません。

 
 

 

質問者様から 【質問2】

ご回答下さって、どうもありがとうございました。
無償で専門医の方の見解を教えて頂ける機会に恵まれ、感謝しております。

以下の点について、教えて頂けますでしょうか。

今更オンコタイプDXの検査は出来ますか?

やっても遅すぎますか?

ドセタキセル3回で抗がん剤を中止したら、殆ど意味がなくなってしまうのでしょうか。
それは10年無再発率を基準に何%くらいの影響が出るる、とか何らかの数値を例にして教えて頂けるものでしょうか?

先生はどうして科学治療は不要だと思われたのですか?

既に現在ドセ3クール目なので、先生ならホルモン治療と放射線治療のみを勧められるとの事に、ショックを受けました。
ですが私が知りたいのは真実なので、
先生が私の担当医と異なるありのままの見解を述べて下下さり、有り難く思っています。
先生に治療前にこちらで質問をしなかった事に後悔しました。

現在ドセタキセル3クール中のラストの2週目ですが、副作用が辛く、
白血球減少で入院(これは注射で対応)、何日も続くしつこい吐き気、
1クールに一度来る激痛の下痢、蕁麻疹(ステロイドで対応)抗がん剤がが体中を巡るビリビリする苦しさにつま先から舌までのしびれ、膝、足首痛に、太ももとふくらはぎの筋肉痛等々、軒並み全部副作用が出て、
今後、ちまたで更に副作用が強いと言われるCEFを3クール乗り切れるか不安です。
乗りかかった船なので、やり切った方が予後が良いのでしょうか。

私の主治医が決定した、この苦しい治療が必要無いものだとしたらとても虚しいですが、
担当医も面談の中で、田澤先生と同じ全ての治療をやって10%と同じ意見だったり、抗がん剤治療はやりましょうというはっきりした判断で、例え低くても抗がん剤で再発を防ぐ%を上げるためにやりましょう、という姿勢でした。

ですがオンコタイプDX(マンマプリントも)のテストの事は一言も話に出出てきませんでした。
昨日、医者とオンコタイプDXの検査の事について
面談したいと病院に電話しましたが、来週の電話面談以外は無理だと言われましたわれました。
フィンランドでは、術代や癌治療+薬代で、年間だいたい1300ユーロ(16万円)以上かかると、普段の税金が高い分、そこからはほぼ無料になるので、融通が利かないのだと思います。
セカンドオピニオンは存在せず、病院も一択で、6クールの治療中、医者に直接面談可能なのは3回です。
担当医も看護婦の方もフィンランドの国際的な乳がんの
の生存率の高さを口にしていたので、医療レベルが低いと言う事は
無いと思いたいですが、わかりません。
ネットで善意で海外在住者にまで回答して下さった事、心より感謝申し上げます。

 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。
今すでに化学療法を始めている質問者にとって「これからOncotypeDXをすることの意義」ですが…
①もしもlow risk と出れば 今後無駄なアンスラサイクリンを省ける
              抗ガン剤をしなくても十分予後が良い事を確認できる
②もしもhigh riskと出れば 「副作用を我慢してもやり切る」というモチベーションが得られる
 

「今更オンコタイプDXの検査は出来ますか?やっても遅すぎますか?」
⇒何時でも検査はオーダーできます。
 上記に意義はあるのではないかと思います。
 

「ドセタキセル3回で抗がん剤を中止したら、殆ど意味がなくなってしまうのでしょうか。」
⇒そんなことはありません。
 

「それは10年無再発率を基準に何%くらいの影響が出るる、とか何らかの数値を例にして教えて頂けるものでしょうか?」
⇒3%前後の違いだと思います。
 

「先生はどうして科学治療は不要だと思われたのですか?」
⇒Ki67=20%をルミナールAとみるからです。

 ルミナールAでは「化学療法による上乗せは殆ど期待できない」からです。
 

「乗りかかった船なので、やり切った方が予後が良いのでしょうか。」
⇒それだけの副作用があるのであれば(次にはメニューが変わるとはいえ)、化学療法の継続には「本当に意義があるのか」確認してもいいとは思います。

 アンスラサイクリンを追加することが「そんなに大きな意義」はないと思います。





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