乳がんプラザ|乳がんの手術は東京の江戸川病院乳腺外科|ブログ


[管理番号:4722]
性別:女性
年齢:39歳

初めまして。

乳癌の治療方針についての相談でした。

宜しくお願いします。

浸潤性乳癌 しこり2.5センチ 脇のリンパに2ヵ所転移あり
甲状腺にも腫瘍あり、脇や首の辺りが苦しくなる症状があります。

全身検査をして結果待ちです。

先生からは抗がん剤治療からかなと、エコー検査後に言われたのですが
胸の細検の所も1ヶ月経っても苦しいような痛みがあり体力も以前より落ちてきてる状態で心配です。

来週 結果を聞いて治療方針を決めることになっています。

治療方針のアドバイス宜しくお願いします。

 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

「脇や首の辺りが苦しくなる症状」
⇒ストレスで「卵巣が不安定となり、ホルモンバランスが崩れている」症状です。

 乳がんと関連付けない様にしましょう。

「治療方針のアドバイス宜しくお願いします。」
⇒(もしも現状では温存できない場合に)「小さくして温存」という目的があるのであれば、「術前抗がん剤」でいいでしょう。

 しかし、「現状でも温存できる」もしくは「温存に拘らない」のであれば、(術前抗がん剤などせずに)「手術先行」とすべきです。

 ○術後の治療は「サブタイプによって決まる」ことになります。

 
 

 

質問者様から 【質問2】

前回は回答ありがとうございました。

全身検査の結果(CT.MRI.PET.マンモストーム.X線など)
脇以外転移なし
乳頭腺管がん左 2cm
リンパ節 転移複数 1.2~1.4cm
エストロゲン受容体 陽性 100%
プロゲステロン受容体 陽性90%
ハーセプテスト 陰性
ki-67 20%
T2N1M0 ステージIIB
ルミナールB陰性~内分泌療法・化学療法
病院の方針で淡々と話しが進み
術前に化学療法をする事になりました。

FEC×4 タキソテール×4

来週から入院投与3日 通院投与になる予定です。

細胞検査.吸引術は他院で行ったので
今の先生の診察も2回目で急に不安になりました。

甲状腺にも腫瘍があり細胞検査中ですが
乳がんとは関連がないと乳腺科の先生に聞きました。

この治療法方針でも大丈夫でしょうか。

検査疲れと聞きなれない言葉で頭がいっぱいです。

後、左脇の下がいつも以上に痛むのですが 細検の時に処方してもらった
ロキソプロフェンを服用しても良いですか?

宜しくお願いします。

 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。

Ki67=20%をルミナールBとしていることは誤りです。(実際はルミナールA)

「この治療法方針でも大丈夫でしょうか。」
⇒前回コメントした通りです。(術前抗癌剤する理由が不明です)

 『しかし、「現状でも温存できる」もしくは「温存に拘らない」のであれば、(術前抗がん剤などせずに)「手術先行」とすべきです。』

「左脇の下がいつも以上に痛むのですが 細検の時に処方してもらったロキソプロフェンを服用しても良いですか?」
⇒そうしてください。

★重要な事は…
「リンパ節転移があるから」とか「術前に全身をたたく」などの「誤った理由で術前化学療法を行う」ようですが、(それは仕方がないとしても)

 『抗癌剤は必ず効くとは限らない』ことに最大の注意を払ってください。

 最も恐れるのは「抗癌剤が効かないのに、漫然と継続して、(気が付いたら)進行して手術不能となっていた」というものです。
 (リスクの有る治療なのだから)『必ず3週間に1回は担当医自身に超音波をさせること』これが重要です。

 
 

 

質問者様から 【質問3】

田澤先生に前回 ルミナールAと回答いただいたので、
主治医に確認したところ、先生によってタイプが
変わるといわれました。

そぅなのでしょうか?
抗がん剤をやりたくないとかだったら他院を紹介します。
と言われてしまいました。

明日から
エピルビシン130㎎
エンドキサン690㎎
5FU690㎎ではじまります…
化学療法中は 三週に1回はエコーがあるらしいので 途中でも効果がなければやめたいと思うのですが可能でしょうか。

よろしくお願いします。

 

田澤先生から 【回答3】

こんにちは。田澤です。

「主治医に確認したところ、先生によってタイプが変わるといわれました。」
⇒『今週のコラム53回目 Ki67が「30未満」ならホルモン療法単独、Ki67が「30以上なら、Oncotype DXを推奨」しています。』をご覧ください。

「抗がん剤をやりたくないとかだったら他院を紹介します。と言われてしまいました。」
⇒よほど、術前抗癌剤好きの医師のようですね。

 
「化学療法中は 三週に1回はエコーがあるらしいので 途中でも効果がなければやめたいと思うのですが 可能でしょうか。」
⇒効果が無ければ止めなくてはいけません。

 「効果が無いのに、漫然と術前化学療法をしていると、進行してしまう(最悪の場合手術不能となる)」ことに注意してください。

 ☆『今週のコラム 81回目 肺転移が出現した。もう手術はできない。』を参照のこと。

 
 

 

質問者様から 【質問4】

化学療法1回目が終わり
6月初め血液検査
中旬に化学療法前にエコー後 FEC2回目です。

FEC×4
タキソテール×4
終了後にPET.CT.MRI と全身検査があるようで今からしんどいです。

迷いながら化学療法をはじめましたが
手術先行に切り替えることはできますか?
また 脇の下に複数転移があっても ホルモン療法単独と放射線科で治療できますか?

今の主治医の元では手術先行は難しそうです。

よろしくお願いします。

 

田澤先生から 【回答4】

こんにちは。田澤です。

それにしても、「何の目的か解らない術前化学療法」を強制して(しかもルミナールタイプに!)挙句の果てに、『抗がん剤をやりたくないとかだったら他院を紹介します。』とは!!
前回もコメントしましたが、ここまで術前抗がん剤に固執する理由は??

1.(その病院がどんな病院かしりませんが)リンパ節転移=術前化学療法みたいに、施設全体で統一した方針をとり、それを破ると(カンファレンスなるもので)その医師が非難の的になるようになっている。
  ♯様々な未熟な医師がゴロゴロいるような大病院では、その医師自身の裁量権を制限しないと「とんでもない診療をやりかねない」ので、それを防止するための予防策と言えます。(例えれば、子供たちを守るための校則レベルです)

2.その医師自身に、腋窩郭清をまともに手術できる自信がない。

1か2、もしくは両方なのでしょう。

「手術先行に切り替えることはできますか?」
⇒当然です。

 そもそも「無意味な」術前化学療法をしているわけですが…
 いろいろな理由で術前化学療法は中止となりえます。
 例)
  1.病勢が進行
  2.副作用が強く(効果とは無関係に)患者さん側からの拒絶
  3.モチベーションの欠如による患者さん側からの拒絶

「また 脇の下に複数転移があっても ホルモン療法単独と放射線科で治療できますか?」
⇒もちろん。

 ルミナールAなのだから、「手術先行」ならば術後(全身)療法はホルモン療法単独でいいのです。





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