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今後の治療法について

[管理番号:4603]
性別:女性
年齢:37歳
初めまして。
お忙しい中、申し訳ありません。
質問を宜しくお願いします。
私は33才の時に右側の乳がんで全摘し、今回37で左側にも乳がんが見つかり、全摘をしました。
手術は3月初旬に行いました。
前回は術後の治療をしない事を選択しました。
グレード2 Ni67も2%と引くく、ホルモン強陽性 Her2は陰性でした。
サイズは3ミリ リンパ生検で転移なし。
しかし、今回はグレード2 Ni67は32%もありました。
ER 90% PpR 100% Her2 0%
サイズ1.5cm リンパ生検で転移なし。
今回はNi67が32%もあるからとの事で 抗ガン剤+ホルモン治療5年を提案されました。
私は今、危ない状態なのでしょうか?
手術が終わってから、元気に過ごしてきましたが、急に不安になってきました。
しかし、私は まだ子供を諦めきれず出産希望です。
それなら、ホルモン2年やったら一旦中止して 妊娠するか、治療しないで妊娠し出産後にホルモン治療を5年 と言う選択もあります。
との事でした。
抗ガン剤は術後すぐに取り掛かるのが有効だとの事でした。
抗ガン剤の前に 卵子などの凍結→抗ガン剤→妊娠→ホルモン治療は無理でしょうか?
ホルモン強陽性なので 先にホルモン治療2年してから妊娠する方法が良いでしょうか?
無治療だと進行してしまいますか?遠隔転移してしまいますか?
出産してから 抗ガン剤→ホルモン治療は遅いですか?
抗ガン剤が効くのかも定かではなく、子供も欲しい…専門的な事は一切分からず…悩みに悩んでいます。
主人は 妊娠して出産してから全ての治療法を試してみるのはどうかな?
もう年齢がリミットに近いよ。
と言っています。
年齢がそろそろリミット近い事は私も分かっています。
でも、抗ガン剤をしないと 増殖能が高いから遠隔転移する確率が高いよ。
と先生に言われると 怖くなり…しかも、妊娠すると ホルモンの関係で 余計に遠隔転移の確率が高くなったら…。
妊娠も治療も、ベストに近い治療法はないでしょうか?
決断は1週間しか時間を貰えなかったので、今度の木曜日です…。
どうぞ、宜しくお願いします!
浸潤癌はリンパ球浸潤を伴う間質に胞巣状の癌細胞集塊が比較的密集して増殖する。
癌は充実性または癒合管状構造を示す。
核異型は中等度であるが部分的に核分裂像を多数認める。
浸潤性乳管癌(乳頭腺管癌)する。
充実性、低乳頭状など多彩な組織像を示す乳管内癌が広い範囲に認められる。
細胞は小型で異がが弱いものが多く、Low-grade 一部 intermediate-
gradeのDCISに相当する。
と書いてあります。
生命保険の入院証明には、早期癌ではなく 進行癌に◯が付いていたのも、不安です。
忙しい中、本当に申し訳ありませんが宜しくお願い致します。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
メール内容を読みました。
まず非常に混乱していて「全く無駄な心配」をしています。
物事はシンプルに考えましょう。
私はシンプルにしか回答しませんよ。
「今回はNi67が32%もあるからとの事で 抗ガン剤+ホルモン治療5年を提案されました」
⇒本当に抗癌剤が必要か?
 『今週のコラム53回目 Ki67が「30未満」ならホルモン療法単独、Ki67が「30以上なら、Oncotype DXを推奨」しています。』をまずお読みください。
 そして本当に抗癌剤が必要なのか(状況が許せば)OncotypeDXしてみましょう。
 ○そして結局(OncotypeDXをするにしろ、しないにしろ)化学療法が必要ならば
  「卵子凍結保存」⇒「化学療法」⇒「妊娠出産」⇒「ホルモン療法」
   シンプルにこれでいいのです。
  妊娠出産が予後に影響を及ぼすなどエビデンスはありません。
  頭の硬い担当医が何を言おうと、それでいいのです。(ご本人がどちらを信じるのかは自由ですが、私はそんな担当医の言う事に全く興味がありません)
 
 

 

質問者様から 【質問2】

こんばんは。
前回 質問させて頂き お忙しい中の回答をありがとうございました。
先生の回答を読み、先生の意見を信じて頑張ろうと決心しました!
コラムも読ませて頂き、オンコタイプをして欲しいと主治医の先生に伝えます。
抗ガン剤が必要だとオンコタイプで結果が出た場合、先生が提案して下さいました。
凍結→抗ガン剤→妊娠出産→ホルモン治療 で治療をしたいと主治医の先生に伝えるつもりです。
しかし、不安なのは 受精卵を凍結する際の 排卵誘発剤は乳がん患者が使用して大丈夫ですか?
排卵誘発剤は 乳がん患者には勧めないとありました。
排卵誘発剤を使用しないで 自然の排卵を待ち採取をするとなると、時間がかかり 抗ガン剤を始めるのが遅くなってしまいます…。
抗ガン剤は6月までに始めないと意味がない!と言われています。
オンコタイプで確かめてから、自然排卵→抗ガン剤だと4カ月後、5カ月後になってしまいます…。
オンコタイプで抗ガン剤が私には有効でない場合、
自然妊娠、出産→ホルモン治療
ホルモン治療を2年→自然妊娠、出産→残りのホルモン治療
どちらが 良いでしょうか?
先生なら どちらを勧めますか?
生命保険の欄、進行ガン に◯が付いていたのも気になります。
私は進行ガンなんでしょうか?
早期ガンかとばかり思っていましたが…。
予後が悪いと言う事ですか?
これだと、子供は諦めないとならないですか?
目に見えない遠隔転移が始まるのは時間の問題でしょうか?
どうぞよろしくお願い致します。
診断書には、初回の質問欄に記載した物の追加で
Specimen size 290×230mm
Invasive component 70% size 12×9mm
Nonninvasive component 30% size 60×17mm
Histological type Invasive ductal carcinoma, papillotubular carcinoma f + s
- p -
ly 0 v-
Invasive component -
Noninvasive component -
ER 3b 90% PgR 3b 100% HER 0 Ki67 32%
margin - 断端までの距離55mm
 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。
今回の質問者からのQに対して、注意喚起しましたので「ブログ」をお読みください。
(以下、内容)
以前もブログで
同じ内容を聞かれても(私は)同じ内容を回答するません。
として、注意喚起をしたはずですが、「このQandAを双方向」と勘違いされる方がいらっしゃいます。
○つまり、「私の回答」に対して「ネットでは○○と書いてあったけど…」とか「主治医はこう言ってのだけど、本当?」みたいに再度Qされる方が時々いらっしゃるのです。
このQandAの趣旨に反していても、私は「全てのQに回答する」方針なので、そ
れに対し(再度)回答せざるをえません。
重ねて強調しますが、このQandAは『反論する場ではない』ことを強調しておきます。この場は、「私が」皆さんのQに対して「一方的に」回答する場であり、「私の回答を質問者が(信じて)参考にするか」は勿論、質問者自身の自由です。
ご本人が、いろいろな情報に振り回されて「何を信じていいのか解らなくて、私に再度聞いてくる」気持ちも理解できない訳ではありませんが…
○ここは、『議論をする場ではない』のです。
 このQandAは、あくまでも私が『一方的に回答する場』です。それを「信用するかどうかは質問者の自由」ですが『反論するのはお止めください』
★以上を踏まえて
「しかし、不安なのは 受精卵を凍結する際の 排卵誘発剤は乳がん患者が使用して大丈夫ですか?排卵誘発剤は 乳がん患者には勧めないとありました。」
⇒(前回の回答をそのまま)
「卵子凍結保存」⇒「化学療法」⇒「妊娠出産」⇒「ホルモン療法」
   シンプルにこれでいいのです。
  妊娠出産が予後に影響を及ぼすなどエビデンスはありません。
  頭の硬い担当医が何を言おうと、それでいいのです。(ご本人がどちらを信じるのかは自由ですが、私はそんな担当医の言う事に全く興味がありません)
「先生なら どちらを勧めますか?」
⇒妊娠出産を優先
「私は進行ガンなんでしょうか?予後が悪いと言う事ですか?これだと、子供は諦めないとならないですか?目に見えない遠隔転移が始まるのは時間の問題でしょうか?」
⇒ステージ1期です。
 それでいいですか?