乳がんプラザ|乳がんの手術は江戸川病院・東京


[管理番号:4165]
性別:女性
年齢:30歳

術後の治療についてお伺いしたく、質問させていただきます。

乳頭からの出血があり乳腺専門のクリニックを受診し、非浸潤性乳管癌と診断され、県立病院を紹介して頂き右胸全摘出とセンチネルリンパ節生検の手術を受けました。

術中の迅速検査では陰性で郭清は省略されましたが、術後の病理検査でセンチネルリンパ節への転移が見つかりました。

診断医の所見には、下記のように記載されています。

センチネルリンパ節3カ所で辺縁洞に上皮結合を示す異型細胞の小集塊をみます.adenocarcinomaの転移とみます.転移巣の径はそれぞれ0.8mm
0.5mm 0.2mmです.n(+)[1/1]

また、病理結果が出るまでに2ヶ月近くかかりましたが、結局、乳腺の主病変で浸潤部が見つからないという検査結果でした。

ER-/Pr-/Her2+/Ki 10%
T1N1M0,cStage1a

今後の治療ですが、

クリニックの主治医からは、
EC×4→ハーセプチン1年を提案され、来週に1回目の抗がん剤投与をすることになりました。

ですが、手術をして下さった県立病院の先生は、EC×4+DTX ×4+
HER1年という意見のようで、どのようにしたら良いか悩んでいます。

また、腋窩リンパ節の追加郭清か放射線照射の必要があるのか
田澤先生のご意見をお聞かせいただきたいです。

 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

物事は整理して考えましょう。
質問者の状況はpT1mi, pN1mi, HER2 typeです。

焦点は「抗HER2療法が必要か?」となります。
NCCNのガイドラインでは、必ずしも「抗HER2療法は必須ではなく」あくまでも『抗HER2療法を考慮する』どまりです。

このような状況で(もしも)抗HER2療法をするとすれば、当然(low riskに行う)非アンスラサイクリンレジメンとなります。

◎また、「微小転移」なので「追加郭清も照射も不要」です。

「クリニックの主治医からは、EC×4→ハーセプチン1年を提案」「県立病院の先生は、EC×4+DTX ×4+HER1年という意見のようで、どのようにしたら良いか悩んでいます。」
⇒どちらも勧めません。

 そもそも、「必須でもない」のに「アンスラサイクリン」など不要です。(きっと、それらの医師は「若いから」とか言っているのでしょうが、年齢は無関係)
 非アンスラサイクリンレジメンとしては
 1.TC+HER
 2.weeklyPTX+HER
 3.TCH
  が、あります。

「また、腋窩リンパ節の追加郭清か放射線照射の必要があるのか」
⇒どちらも不要です。





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