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乳首奥が痛いです

[管理番号:3285]
性別:女性
年齢:32歳
初めまして。
現在5か月の娘を混合育児で育てています。
産後3か月半ぐらいまで母乳の出が悪く、桶谷マッサージに通い、母乳の出が少しずつ良くなってきました。
先週の金曜日から、左脇の下から乳房に筋肉痛のような痛みがあり、
桶谷マッサージに行って診てもらったら、乳腺炎の初期段階でした。
桶谷マッサージ後、赤ちゃんに頻回に飲ませて、その痛みは取れたのですが、その数日後から左胸の乳首の奥に針で刺したようなチクチクする痛みを感じるようになりました。
奥だけではなく乳首周辺にもピリピリとした痛みがあります。
感じるのはだいたい、授乳直前、最中、直後です。
我慢出来ない痛みではありませんが、ネットで検索すると、
このような痛みは、がん細胞が浸透し始めたときの痛みの場合もあると出てきてとても心配になりました。
しかし、桶谷マッサージの先生には、乳腺炎の詰まりの痛みだよと言われています。
ネットでも、乳腺炎の痛みや、授乳中の母乳を作ろうとする痛み、
母乳量が増えて来ている痛みなども書かれていました。
こちらのサイトでも断乳後同じような痛みについて書かれていて、少し安心出来ましたが、授乳中の痛みは心配ないのでしょうか?乳がんの可能性はありますか?
なお、万が一乳がんだった場合、母乳から赤ちゃんへの影響はありますか?
チクチク痛む左の方が母乳が良く出るので乳腺炎にもなりました。
なお、妊娠5か月の昨年9,10月に乳がんの超音波検査を二回受けていますが、右胸に良性のしこりがありましたが、全く心配ないものと言われています。
そこの病院からは次検診を受けるなら、断乳後にしてくださいねと言われて不安になり、こちらに質問させて頂いています。
過剰に心配しすぎでネットに振り回されているのかのかもしれませんが、不安です。
先生のご回答をお待ちしております。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
「ネットで検索すると、このような痛みは、がん細胞が浸透し始めたときの痛みの場合もある」
⇒何ですか?これは?
 誰が「こんな、どうしようもないコメント」を書いているのでしょうか?
 馬鹿馬鹿しい。
 「この様な○○は癌細胞が○○した場合もある」
 この「場合もある」なんて表現をしようとすれば、たとえその確率が「0.000001%」であっても「その場合もある」となってしまいます。
 ♯実際に「乳房痛の原因が乳癌である可能性は(どう考えても)1%以下」です。
  それを「乳房痛は乳癌の場合もある」などと表現することは、「いたずらに世の中の女性を心配させるだけ」です。
  ○乳房痛は乳癌の症状ではないのです。
 「○○は癌の場合もある」などとしてしまうと、それこそ「咳は肺癌の場合もある」、「便秘は大腸がんの症状の場合もある」となるし、「食欲がないのは、胃癌の場合もある」となります。
 「食欲低下」は、その大部分(おそらく99%以上は、精神的ストレスや夏バテなんかでしょう)、それを「食欲低下は胃癌の場合もある」などと表現して『全国の夏バテ諸君を(余計な心配をさせることで)よりげんなりさせる』ことは全く意味がないことと思いませんか?
 ★まともな「乳腺外科医」であれば、(乳房痛の女性を惑わせるだけの)「無責任なコメントだ」と感じる筈です。
 
「授乳中の痛みは心配ないのでしょうか?乳がんの可能性はありますか?」
⇒そもそも「痛み」を「乳癌と結び付ける」ことは止めましょう。
 
「なお、万が一乳がんだった場合、母乳から赤ちゃんへの影響はありますか?」
⇒無関係です。
 
「そこの病院からは次検診を受けるなら、断乳後にしてくださいね」
⇒これは何とも困った「医師」です。
 授乳中でも「エコーで解り」ます。
 「断乳後と言われたから」と、「進行してしまった」患者さんが(質問者ではありえませんが)世の中に沢山いると思うと、とても悲しくなります。(その医師は、そのことを考えた事があるのでしょうか?)
 
「過剰に心配しすぎでネットに振り回されているのかのかもしれません」
⇒その通りです。
 御心配なく。