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両乳首痛とマンモで結節所見、カテゴリー3の結果

[管理番号:1824]
性別:女性
年齢:40歳
40歳、29歳で出産、2年半授乳していました。
内膜症持ちのため産前と、産後数年後からは連続6年間低用量ピルを飲み、生理を軽くしています。
内診と血液検査は毎年しています。
たまに両方の乳首が痛くなっていましたが、ピルを飲んでいるので気にしていませんでした。
しかし、両方の乳首痛がいつもより痛い気がして、ピルを貰うついでに先生に話してみたところ、マンモグラフィならすぐに出来ると言われたので、検査しました。
結果は高濃度乳房、異常な石灰化なし、左MLO像でertrommary fat内に7㎜の結節あり、主瘤や結節を認めない(上であると言っているのに意味不明です)構造のゆがみを認めない、
診断は、右側局所的非対称陰影、左乳房腫瘍疑い、カテゴリー3となっています。
両方の乳首が痛い乳がんか…または片方の7㎜の結節が悪性で両方の乳首に悪さをする…
色々心配です。
自分ではシコリらしいものは見つけられません。
黙っていても、乳首から乳房に響くような痛みがあることもあり、乳首に触ると乳首だけが痛いです。
婦人科の先生には、長年飲んでいるので、いまさらピルの影響で痛くならないと言われました。
がんの可能性は高いでしょうか?
心配で仕方ありません。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
まず、「はっきりしている」事は「(両)乳頭痛」は「癌とは無関係」であるということです。
そして今回のマンモグラフィーの所見もまた、「乳頭痛」と関連付ける必要は全く無く、「たまたまの所見」です。

回答

「右側局所的非対称陰影、左乳房腫瘍疑い、カテゴリー3」
⇒マンモグラフィーでは「良くある」所見です。
 マンモグラフィーは「単なるスクリーニング検査」にすぎないので、次は「超音波検査」で確認が必要となります。
 ○殆ど(90%程度)は「心配のない結果(異常無)」となりますが、中には「本当に異常が発見される」こともあるので『超音波による精査』が必要となります。
 
「両方の乳首が痛い乳がんか…または片方の7㎜の結節が悪性で両方の乳首に悪さをする」
⇒心配な気持ちは解りますが、「そのような乳癌は無い」ので心配ありません。
 「7mmの結節」と「乳頭痛」も無関係だと思います。
 
「がんの可能性は高いでしょうか?」
⇒「乳頭痛とマンモの所見」を関連付けて心配されているようですが、関係無いと思います。
 所見や症状からは「乳癌の可能性は低い」と思います。
 
○とにかく、「超音波」をすることです。
 マンモは単なるスクリーニング検査にすぎず、「マンモをこれ以上、眺めても何の解決にもなりません」