Site Overlay

石灰化の病理結果について

[管理番号:3645]
性別:女性
年齢:28歳
初めて質問させて頂きます。
宜しくお願いします。
マンモグラフィーで右乳房に石灰化(集簇性、円形でカテゴリー3)が見つかり、
ステレオガイド下マンモトーム生検を行いました。
病理結果は以下の通りでした。
検体は4材で、右乳腺より吸引式針生検にて採取された。
4材(2°、6°、10°、12°)いずれにも乳腺組織が得られている。
3材(6°、10°、12°)では、一部の腺腔内・腺管近傍に粗大な石灰化物を認める。
いずれも乳腺上皮の二層性は保たれ、異型性はない。
軽度の腺腔拡張、
ごく軽度のリンパ球浸潤を散見する。
悪性像はない。
医師からは、悪性の疑いは無いので今後は自己健診と定期健診を忘れないように!と言われて終わりましたが、腺腔拡張、リンパ球浸潤が散見されてるのにこのままで良いのでしょうか?
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
「腺腔拡張、リンパ球浸潤が散見されてるのにこのままで良いのでしょうか?」
⇒全く問題はありません。
 乳腺症もしくは線維腺腫症に伴う石灰化のようです。
 「リンパ球浸潤」とは、単に炎症性変化ということです。(リンパ節転移とは全く無関係です)