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病理について

[管理番号:1028]
性別:女性
年齢:42歳
こんにちは。
昨年4月に全摘手術をし、現在ホルモン治療中です。
今更ながら、心配な事が出てきました。
病理結果
硬癌 腫瘍径7㎜ リンパ節転移なし
リンパ管侵襲あり(1+) 血管侵襲なし ki67.10%
ハーツー陰性 
ホルモン陽性 エストロゲン(中等度) プロゲステロン(高度)
リンパ管侵襲は軽度であれば、あまり気にしなくても大丈夫ですか?
また、エストロゲン中等度陽性は高度陽性よりも、ホルモン治療が効きづらいのでしょうか?
副作用がほとんどないのも気になります。副作用と薬効は比例しないと
主治医は言っておられましたが…
 

田澤先生からの回答

 こんにちは。田澤です。
 pT1b(7mm), pN0, luminalAですね。
 私の記憶では、「この程度の状況で再発した人」は皆無と思います。

回答

「リンパ管侵襲は軽度であれば、あまり気にしなくても大丈夫ですか?」
⇒実際に「リンパ節転移なし」だった訳なので、全く気にする必要はありません。
 
 
「また、エストロゲン中等度陽性は高度陽性よりも、ホルモン治療が効きづらいのでしょうか?」
⇒これも気にする必要ありません。
 プロゲステロンが 「高度」である場合には、エステロゲンも「実は高度」のケースも多いです。(染色性は検体処理などで落ちることも良くあるのです)
 
「副作用がほとんどないのも気になります。副作用と薬効は比例しないと主治医は言って」
⇒主治医の言う通りです。
 全く関係ありません。
 
○質問者は「超低リスク」と言えます。
 全く心配ありません。
 「副作用が無い」のは幸いと思って、元気に過ごしましょう。