乳がん手術は江戸川病院・東京


[管理番号:617]
性別:女性
年齢:30歳

メッセージ本文:
第二子妊娠中期に左胸下に豆粒みたいなものができました。
触っても痛くなく出産、授乳開始し7ヶ月が経過しました。
8日前の入浴中に何気なく圧迫していたら中でブチュリと潰れる音がしました。
そこから豆粒がしこりとなり大きさも2センチ程に拡がり、また赤くなり押すと痛みを感じるようになりました。
心配になり3日前に乳腺外科を受診したところ超音波→細胞診となりまさはた。
担当医師がいうには膿もエコーでは黒く映るから悪いものではなさそうだけど一応細胞診をしましょうということでした。
また抗生剤フロモックス錠を処方されました。
服用していますが赤み、しこりともに変化がありません。

これは乳がんの可能性があるのでしょうか?自分で調べたところ炎症性乳がんの可能性もあるのかもと思い結果が出るまで10日以上あるため不安で仕方ありません。

 

田澤先生からの回答

 こんにちは。田澤です。
 豆粒みたいなものとは、「皮膚表面」にある。のですよね。

 それであれば、「皮膚の毛穴にできて角質が貯まって、時に感染(膿瘍となる)する」粉瘤です。

○そもそも「炎症性乳癌」については大変な勘違いをされているようですので、最後に「追記」します。

回答

「豆粒がしこりとなり大きさも2センチ程に拡がり、また赤くなり押すと痛みを感じる」
⇒これは「粉瘤が感染」して炎症を起こしています
 

「膿もエコーでは黒く映るから悪いものではなさそうだけど一応細胞診をしましょう」
⇒赤くなって(明らかに炎症があれば)ただの「膿瘍」だと思います。

 粉瘤が、「炎症」を起こし、「膿が貯まって膿瘍」となったのです。
 心配ありません。
 

「服用していますが赤み、しこりともに変化がありません」
⇒膿瘍なのだから「切開」するべきです。

 切開して洗浄すれば、すぐに良くなります。
 

「乳がんの可能性があるのでしょうか?」
⇒ただの炎症です。皮膚表面にあれば「(感染性)粉瘤」です。
 

「自分で調べたところ炎症性乳がんの可能性もある」
⇒可能性は全くありません。ゼロです。
 

炎症性乳癌

 定義:
 癌細胞が皮膚のリンパ管に広範囲に入り込む事で皮膚が「広範囲に赤くなり、肥厚」して『あたかも炎症があるように見える』乳癌
 シコリ自体は不明な事も多い。

 最も重要なのは『(実際には)炎症が無い』事です。
 ♯「炎症性乳癌は炎症を伴う」と勘違いし易い名称であり、かなりの方が実際に勘違いしています。
 このQandAでも、(記憶では)2名位は「炎症性乳癌ではないか?」と勘違いしていました。(実際には違いました)
 この「勘違いし易い名称」には注意が必要です。
 
 『炎症性乳癌に炎症なし』
 

◎質問者の場合
 まず「赤くなり、押すと痛い」という時点で「実際に炎症がある=炎症性乳癌ではない理由①」
 更に、「赤い範囲は2センチ程に拡がり」という事から「皮膚が広範囲に赤く厚くなっていない=炎症性乳癌でない理由②」

○以上2つの理由で「炎症性乳癌の可能性は全くありません」
 質問者の場合は「ただの炎症」です。
 抗生剤内服でも「炎症が酷くなる」際には、早めに受診して「切開排膿」してもらいましょう。





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