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乳がんの治療方法について

1.トリプルネガティブは、免疫療法が効きやすいことがわかってきて、免疫チェックポイント阻害剤のアテゾリズマブ(商品名:テセントリク)が良い。

2.乳がんに効く、サイトカイン誘導治療薬(抗がんサイトカインの放出を誘導し、
がん細胞を攻撃する)やアポトーシス誘導治療薬(がん細胞のミトコンドリアの内幕に電子供給することでがん細胞のアポトーシス(自滅)を誘導する)

3.NK細胞療法、樹状細胞ワクチン療法、活性化Tリンパ球療法
NK細胞療法・・正常細胞以外(がん細胞を含む)を攻撃するNK細を体内から採血で採取。
その後、体外で増殖させ体内に戻す。
■病名:乳がん(トリプルネガティブ)
<女性78歳> … …【詳しく読む】乳がんの治療方法について

乳がん

浸潤癌の範囲:7×7mm,pT1b
核グレード:1(核異型度スコア1+核分裂スコア1)
DCIS grade:low grade
波及度:f
リンパ管侵襲:(Ly)1
静脈侵襲(V):0
断端:陰性
リンパ節:pN1a(2/7)
コメント:黒点の範囲がDCISを含むIDCですが、比較的小さいもののリンパ管侵襲が見られ、リンパ節には2個のマクロ転移を認めます。
ただし節外浸潤はありません。

サブタイプ:Ki67指数(分裂指数)10%  Luminal-A

治療方針:フルツロン(飲み薬)を3年
     レトロゾール
     リンパ節転移と脈管浸潤が(+)だったので抗がん剤が必要と言われました。

点滴の抗がん剤:ドセタキセル・ファルモルビシンを6ヶ月、12回点滴

腫瘍が7mmと小さいのにリンパ節転移が見られるのは、医者泣かせの非常に怖い癌だと言われました。
甘く見ないでくださいとも言われました。

田澤先生ならどのような治療をされますでしょうか。
■病名:浸潤性乳管がん(硬性型)
<女性:60歳> … …【詳しく読む】乳がん

娘結節について

浸潤性乳管癌ルミナールB、5センチ弱、リンパは転移所見なし、細胞診も陰性、ステージ2aで、術前化学療法中です。

診断と初期検査終了後に転院し、転院先でまずTC×4、現在ACに入ったところで、抗がん剤は非常によく効いてしこりは1センチを切っています。

乳頭との距離ももともと近くないので、温存で大丈夫でしょうとの話がでているのですが、ここにきて、前院で娘結節らしきものがあると言われたことを思い出しました。

当時はいろいろな検査結果を聞いたり決断したりで頭が忙しく、
その言葉はすっかり忘れていたのですが、ここにきてあれは何のことだったのかと気になりだし、検索してみてもうまくヒットしません。

現在の主治医は定期的に丁寧にエコーしてくれますが、娘結節とやらに言及されたことはありません。

次回聞いてみようとは思うのですが、術式決定まで診察も限られており、ある程度意思決定しておきたく、田澤先生の質問枠を使わせていただきました。

娘結節とは、何なのでしょうか。
■病名:乳がん
<女性:42歳> … …【詳しく読む】娘結節について

後期高齢者の乳がんへの質問

質問です。

①田澤先生は毎回ご自身でエコーをされていて非常に羨ましいのですが、主治医は自分でエコーをしませんし、この2年半エコー検査が1度もありません。
エコーは半年に1回はしてもらった方が良いのでしょうか?
術後の定期検査としてエコーだけでも田澤先生にして頂けるのでしょうか?

②腫瘍マーカーCEAの動きが気になっております。

2017/10:5.1(術前)
2018/1:4.1
2018/6:3.5(その後3ヶ月置きに)5.4 → 4.7 → 3.9 → 2.7 → 2.2 → 2.4 →
2.7 → 2.9 → 3.0
というようにまだ範囲内ですが、2019年3月から確実に少しずつ増えています。

今月の検査の際に主治医にこの事を質問すると、「本当だね。でも低すぎて今調べても写らない。やるとしたらCTかな。」と言われ、心配しております。

腫瘍マーカーは範囲内なら高くなったり低くなったりしていれば問題ないと思われますが、1年前から少しずつ上がり続けています。

CA15-3は範囲内で上下しており、胃カメラは検査しており問題ありませんでした。

これは何か転移などの問題が起こっているのでしょうか?
何かしておいた方が良い検査はないのでしょうか?

母は7月には81歳となります。
何かあったとしても、もう抗がん剤ができる年齢ではありませんよね?
■病名:硬癌
■症状:CEAの上昇など
<女性:80歳> … …【詳しく読む】後期高齢者の乳がんへの質問

腺様嚢胞ガン全摘手術後の治療について

①先生でしたら、私の場合の補助療法はどのようにお考えでしょうか。
また主治医の説明に対してどのようにお考えでしょうか。

②無治療でしたら、転移、再発のリスクはどの程度でしょうか。

③補助療法をするならどのような治療(どんな薬をどの位の期間など)を勧めますか。

④ もし再発または他の部位でガンになった場合また腺様嚢胞ガンになる可能性はあるのでしょうか。

⑤ゼローダを服用した場合の、副作用、どの程度再発リスクを下げられるのかデータなどがありましたら教えてください。
■病名:腺様嚢胞癌
<女性:55歳> … …【詳しく読む】腺様嚢胞ガン全摘手術後の治療について

KI67低値のオンコタイプDX必要性について

2021年1月(中旬)日 左胸全摘手術 

腫瘍径15mm
センチネルリンパ節生検転移あり 2/4 それぞれ4mと7m
リンパ節郭清レベル2
よって ステージ2A
グレード1 Ki67 1%

上記をふまえ主治医より、
・抗ホルモン薬と放射線治療はやるべき。
抗がん剤はしなくてよいと思うがリンパ節転移があったので万全を期したいというならやる選択もある
・判断材料としてオンコタイプDXもある(ただし閉経前リンパ節転移ありだとエビデンスとしては弱いとの説明ありました。)と言われております。

抗がん剤を使用するかどうかの判断に
KI67 1%でも オンコタイプDXをやる必要がありますか?
■病名:左胸浸潤がん
■症状:左胸全摘手術 リンパ節郭清あり
<女性:50歳> … …【詳しく読む】KI67低値のオンコタイプDX必要性について

再発率と治療について。

最初抗がん剤治療が、EC療法→ドセタキセルの予定でした。

EC療法2クール目で、病理結果の脈管侵略のV0が限りなくVIに近いんじゃないかとのことで、EC療法3クール目からddEC療法→アブラキサン+ジーラスタに変更になりました。

放射線治療も最初はリンパ転移が4つ以上あったらすると聞いていたのですが、脈管侵略があったと変更になったことで、主治医に放射線治療も勧められています。

私としては、少しでも再発?転移を防ぐべく、できる治療は全てしようと思っています。

ですが、脈管侵略がありになったこと、治療法が変更になったことに、激しく動揺しています。

グレード3、ki-67-50%で高く、センチネルリンパ1つ転移、脈管侵略ありとなると、再発率、生存率はどのぐらいになるでしょうか?

田澤先生のご意見をお伺いしたいです。
■病名:浸潤性乳管癌(硬癌)+広範囲の非浸潤癌
■症状:胸のしこり、へこみ
<女性:37歳> … …【詳しく読む】再発率と治療について。