乳がんプラザ|乳がんの手術は東京の江戸川病院乳腺外科

皆が気になる質問シリーズ -1-

乳腺炎と乳腺症

 誤句が似ているので、一般の方には混同され易いのですが、全くの別物です。
 乳腺炎と乳腺症、この違いの「キモ」は「炎」と「症」の誤句の違いといっていいでしょう。

  • 「炎」:これは炎症の事で「急性疾患」であり「病気」の一つです。
     
  • 「症」:これは「痛み」など「症状」を表す言葉です。 病気ではありません。

 

乳腺炎

 これは乳腺に炎症(細菌などの影響/無菌性もありますが)が起こり 発熱・発赤・疼痛を伴い、「抗生物質」や「切開排膿」などが必要となる事あります。
 以下の3種類がありますが殆どが、最初の2つで「乳管閉塞が原因」です。
 最後に挙げる「肉芽腫性乳腺炎」は比較的珍しい。

鬱体性乳腺炎 授乳中の乳管閉塞により起こる。
乳輪下乳腺炎(膿瘍) (授乳とは関係なく)陥没乳頭などで乳管が閉塞することで起こる。
(比較的稀)肉芽腫性乳腺炎 免疫異常が関連していると思われる。

ステロイドを用いてゆっくり(半年以上かけて)治療をする。
再燃することも多い。
 

乳腺症

 これは正常乳腺の女性ホルモンによる変化による状態(病気ではない)

 病気では無く、特別な治療法はない。※「抗生物質」や「切開排膿」なども不要です。
 乳腺の線維化(による硬さ:しこり感)、疼痛などが症状
 30代後半から50代前半の年齢層に多い。
 

糖尿病性乳腺症

 一般的な乳腺症とは全くの別物、年齢に関係無く起こる。
 コントロール不良の糖尿病患者さんに「ゴロッとした、しこり」として生じる。