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今週のコラム 88回目 「分泌は継続期間こそ重要」それが鍵なのです。

梅雨です。

九州では大災害で大変なことこなっていますが(お見舞い申し上げます)、ここ東京は暑い日々です。

体力の奪われがちなこの時期こそ、踏ん張り時です。

 

緑のターサージール4

苦しい時期にこそ、最高のパートナーが必要なのです。

1h20min.のコースで、なんと3min.も短縮に成功!

 

 

 

○ところで

7月13日(木)~乳癌学会が始まります。in Fukuoka

月曜日も休日という、この機会を捉えて(福岡から)土曜日には仙台に(久々に)行ってきます。

 

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「拓」予約取りました!

ワインと「とっておきの」フレンチ。

とっても楽しみにしています。

「人生には楽園が必要だ」ってね。(懐かしの「いかりや長介」風に)

 

 

 

 

今回は福岡から直接仙台だから(当然、飛行機です)仙台で「車が無くて困るなー。」って思っていたら、(仙台時代の)カーディーラーが「デモカーを貸してくれる」ことになりました。

晴れたらいいな。

新緑の仙台を(ほどほどに)アクセル踏み込んできます。

♯免許取って、実に30年にもなりますが、(恥ずかしながら)今まで一度も(講習無しの)「免許更新」がないのです!(平成30年の書き換えまで、もう一息。初の快挙?を目指しています)

 

 

○上半期のまとめ

第1段として、「乳管腺葉区域切除」を紹介します。

(前回のコラムでも触れましたが)「やたらと癌が多いなぁー」と感じていたからです。

 

乳管腺葉区域切除2017 1月~6月(21件)

1月 4件

2月 3件

3月 2件

4月 4件

5月 5件

6月 3件

上半期21件の内、現時点(2017/7/9)で病理結果が報告されているのが20件です。

20件の内訳

 

癌 10例(50%)

内訳 pT1a(浸潤径5mm以下)4例

pTis(非浸潤癌)6例

 

境界病変 2例(10%)

Flat epithelial atypia

Adenosis with atypia

 

良性 8例(40%)

Intraductal papilloma(乳管内乳頭腫) 5例

Mastopathy with papollomatosis

Nodular fibrous lesion with Xanthogranulomatous inflammation

and cystic hypersecretory hyperplasia like lesion

FA with myoepithelial hyperplasia

 

癌が5割とは! (2016年(37症例)では19%が癌でした。)

何故、今年の乳管腺葉区域切除には癌が多いのか?

 

まず事実として、

其のほとんどが(前医で)無駄に経過観察され続けている「長期間継続分泌」症例であることです。

 

完全な分析をしているわけではありませんが

2016と最も異なるのは、その「分泌継続期間」です。

♯昨年(2016)は「短期間の分泌」でも比較的、すぐに手術としていましたが、現在は「まずは継続するのか?最低3カ月以上は確認してからの受診」を勧めています。(それが「功を奏している」とも言えます)

 

長期間(時には2-3年)「経過観察しか方法がない」と(地元で)言われ続けて「半ば諦めかけていた」人達が、乳がんプラザを認知し、全国から集まってきているのです。

 

★私の中でどんどん強くなっている「分泌は継続期間こそ重要」それが鍵なのです