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今週のコラム 25回目 どこまで「早期発見を追い求めるか?」①単孔性分泌

今朝(4月24日)はせっかくの日曜日なのに、ここ東京では雨です。

朝のランニング ぐしょぐしょ! (雑巾のように)絞ると水が出てきます。

ここ数年、幸いにも体調を壊さずにいますが、今回は少しだけ?心配です。

 

そろそろ自分の体力を「盲信」しないようにしないと、皆さんに迷惑をかけてしまいそうです。

 

 

 

話は変りますが、「戦国武将の3人の性格を例えた、こんな俳句?」知っていますか。

 

鳴かぬなら、鳴くまで待とう、ホトトギス。

徳川家康

最後に「太平の世を築いた」徳川家康です。

きっと、その「機が熟すまで待つ、その忍耐」こそが成功の秘訣ということでしょう。

 

 

 

 

 

ただ、しかし…

『見えぬなら、シコリになるまで待とう、血性分泌 (字余り)』

○早期発見こそ最大の治療である「癌治療の場には家康は不要」だと思いませんか?

 

 

症例 50代女性

主訴 右単孔性分泌

前医 「分泌液中CEAも正常だし、超音波で異常無いなー。MRIでも撮影してみる?」

(数日後)

「MRIでも所見無いから。様子見ね。」

「えっ?癌ではないかって?」

「そうは、言ってないよ。もしも癌だとしても早期だから。大丈夫。半年後ね。」

「えっ?分泌?」

「分泌は、その内止まるかもしれないし、止まらないかもしれないけど、気にしないで。」

 

 

(そして、当院受診)

明らかな「単孔性分泌、そして血性」

どう考えても「乳管内病変」(妊娠授乳期では全くありません)

乳管造影施行


乳管造影写真

 

「年齢」や「単孔性血性」を考えれば、当然「癌を考えなくてはならない」のです。

 

 

 

どこまで「早期発見を追い求めるか?」

経過観察を選択した「その半年」が「結局1年の診断の遅れ」となる。

その「1年の遅れ」が、予後にどの程度影響するのかは、誰にも解りません。

ただ、「早期発見こそ、最大の治療」であることを私は信じています。